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ヨルダン、モアズ作戦『倍返しだ!怒りの空爆』&米は救助機配備へ

2015-02-06 07:42:59 | 日記

 ヨルダン空軍が「自国パイロット焼き殺し映像公開」を受けイスラム国へ数十機の戦闘機による武器庫や訓練施設に怒りの報復空爆です。交渉段階ではすでにパイロットが殺害されていた可能性もあり弄ばれた国民の怒りは収まりません。国として見れば祖国を守る当然の対応だと思います。当然のように同じ人質を殺害された日本からの人道支援金2億ドルの一部もお金に色はついていませんからヨルダンによる怒りの空爆に使われることになります。しかし、冷静に考えてみると「テロを繰り返す自称イスラム国」を生んだ元凶は米国が仕掛けた「存在しない大量破壊兵器でフセイン旧政権に難癖をつけ力による現状変更のイラク戦争」とシリアのアサド政権を倒すために行われた「反政府ゲリラへの最新鋭武器供与がイスラム国へ流れた。」結果でした。イラクは米国により秩序がズタズタにされ民主化しましたが今回も単独では全く防衛出来ず国の体を成していません。まさに米国に振り回されこの地域でパンドラのふたを開けイラク旧フセイン政権が良識ある政権だったと見間違える反米イスラム国を生んだと言えなくもありません。まさに自作自演マッチポンプです。日本は米国にかき回されイスラム国を生んだ中東の秩序崩壊による混乱を反面教師に今後も戦後70年続けた紛争を巻き起こす大国米国追随で世界平和に貢献できるのか冷静に過去を検証する必要があります。米国はこれまでのところ残念ながら平和をもたらす正義ではありませんし、現状日本の法体制では自衛隊も機能させられずイラクのようにきちんと国を守れません。戦後70年激変している世界で日本が今のままで差し迫っているテロなどから国が守れるのか国民的な議論が必要です。

以下コピー【アンマン=吉村英輝、カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」がヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)を殺害したとする映像を公開したことを受け、ヨルダン空軍は5日までにイスラム国に対する空爆を強化した。事実上の報復とみられる。

 ヨルダン政府幹部は、同国空軍が米国と協力の上、イスラム国が“首都”と称するシリア北部ラッカで空爆を始めたと地元メディアに明らかにした。ラッカ周辺はカサスベ中尉が空爆したと伝えられる地域で、幹部は「中尉殺害を受けた空爆だ」という見方を示した。
また、イラクからの報道によると、ヨルダン軍は5日までにイスラム国の拠点都市であるイラク北部モスル周辺を空爆し、イスラム国の指揮官を含む少なくとも55人が死亡したもようだ。

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