ジョセフ・スティグリッツ(コロンビア大学教授)は現在の金融市場は目先のことだけで、❝機能不全❞と指摘。又、チェコの経済学者セドラチュク氏は本来、資金主義は成長のための豊かな土醸であったが『成長を資本主義の絶対必要条件』と信じ込んでしまったと指摘。今の世の中は物質だけで考えればどんなに働いてもすべての欲望を満たすものは勝ち取れない。『いらないものを買うために、したくもない仕事をする時代』です。永遠につかめないものを追い求めるより心の置き方がとても重要なのです。
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私たちはいつからこんな社会を生きているんだろう?より速く、より多く、より遠くへ...。欲望が欲望を生む、欲望の資本主義。
ゼロ金利、EU離脱の「英国ショック」、中国経済の失速...。国境が消失し、資本の運動が止まらない今、嫌でも「目先」の経済動向にすべての人々が右往左往させられる。今だからこそ、人々はもっと大きな視野、視点での問いを望む。そこで資本主義という複雑な経済システムの本質を深く解剖、2017年の世界、日本経済のあり方を考える。「強欲」とも揶揄(やゆ)されるアメリカ型についていくのか?変動するヨーロッパにも希望は見いだせるのか?日本だからこそのオリジナルな資本主義モデルを生み出せるか?欧・米・アジアを取材、我々の生きる経済システムの本質を問い、展望を開く。
「禁断の果実」に手を出し楽園を追放された時から始まる?資本主義の本質を経済のフロントランナーの証言とのカットバックで描き出す、異色ドキュメント。BS1スペシャル「欲望の資本主義2017 ルールが変わる時」