コロナ禍で本社の業績が順調なヤクルトの補強の勢いが止まりません。山田哲人内野手の残留に続きソフトバンクを退団し、自由契約となった内川聖一内野手(38)のヤクルト入りが19日、決定的となり、来シーズンの貴重な戦力に加わりました。コロナ禍では本社がしっかり利益を上げている球団と本社経営がコロナの影響を受け、収入減している球団との格差が広がりそうです。
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ヤクルトの山田哲人内野手(28)が、今季中に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留することが18日、分かった。19日に発表される。日本球界最長タイの7年35億円プラス出来高の超大型契約を提示され、この日、合意した。FA宣言すれば複数球団による争奪戦は必至だったが、「ヤクルト愛」を貫いた。 今オフのFA市場で最大の目玉になると思われていた山田哲は宣言することなく、結論まで達した。決め手はヤクルトへの愛着だった。球団関係者は「宣言すればマネーゲームになるのは確実でしょう。チーム(ヤクルト)に迷惑をかけるのは嫌だ、という彼(山田哲)なりの思いがあったんじゃないかな」と、その心境を代弁した。 シーズン終盤から、球団側と残留交渉を重ねてきた。複数の関係者によると、ソフトバンクの柳田らに並ぶ日本球界最長タイの7年契約で35億円プラス出来高という提示を受けた。同時に宣言残留も認める方針を伝えられた。自身への球団の誠意に、山田哲は「凄くいい評価をしてくれていて感謝している」と親しい関係者には思いを口にしていた。 日本球界史上初の3度のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)達成者。FA宣言していれば、動向を注視していたとされるソフトバンクなど複数球団が獲得に名乗りを上げることが予想された。争奪戦は必至。さらなる好条件を提示される可能性が濃厚の中で、慣れ親しんだチームが示した「誠意」に心がぶれることはなかった。シーズン終了後も数回の話し合いを重ね、この日、最終的に合意に至った。