『名も無く豊かに元気で面白く』

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上海不動産…一部では価格70%暴落…61,000件の売却物件が放置!

2025-02-26 05:00:31 | 日記
上海の不動産市場が崩壊し出している。売却依頼物件は6万11000件超えしかも半年経っても売れない家がゴロゴロしてる。売り物件が溢れてるのに買う人がいない。ただの不動産不況じゃない。日によっては上海の商業エリアは顧客より従業員の数が多いようだ。上海の高級住宅エリアが空屋だらけ商業地区も閉店ラッシュで家賃をしっかり取る強欲大家だけがタイムラグで儲かっているらしい。この状況は上海だけじゃなく中国の製造業全体が厳しい。今年に入って大規模な工場が次々とシャットダウンされてるらしい。閉鎖の一番の原因は注文が入らないってことらしい。海外の企業が中国での生産を減らしている。人件費も家賃も高騰してるしゼロコロナ政策のせいで信用もガタ落ち外資企業が中国からベトナムやインド東南アジアに逃げている。中国経済の崩壊が現実身を帯びてきたようだ。世界の工場とか言われてたのにもう終わりが見えてきた。さらに問題なのは工場や店が閉鎖された結果都市のインフラも崩壊し始めている。道路メンテナンスが行き届かなくなってボロボロになってる場所が増えてるらしい。店舗が閉まると周辺の人の流れがなくなるから町全体がゴーストタウン化している場所もある。中国国内の大企業でさえそんな状況なので給与がカットされたり大量解雇が行われたりしている。中国全体が終わりかけている。さらに深刻なのは中小企業だ。多くの企業が赤字経営になっていて倒産の危機に瀕している。一般のサラリーマンたちの生活も住宅バブルの恩恵が忘れられず(2008年2015年はマンション価格が下落したが翌年に価格を戻していた。)住宅ローンの支払いに追われ給料だけじゃやりくりできなくてクレジットカードを何枚も作ったりネットローンに頼ったりしている。今回は構造的な変化なので戻る可能性は低いでしょう。一部、中国人は貯金が多い。と言っている人がいるが、現実にはほとんどの人が貯金どころか借金まみれだ。一般市民にとって借金がないだけでもラッキーらしい。
不動産市場崩壊の影響で売却希望者の数が異常に増えてる。中国の大手不動産サイトシェルのデータによると今の中古住宅の売却サイクルは3ヶ月から8ヶ月売るのに時間がかかる。今の中国不動産は、家賃が安くなる、入らない、先行き不安だから売る。→大勢が売るから価格が下落する。→更に売りが増え、売却に時間がかかる。→待ちきれず、価格を下げる。→数少ない買い手は様子見する。→さらに下がる。の負のスパイラルにどっぷり浸かっていますね。





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