映画感想(ネタバレもあったり)

映画コラム/映画イラスト

【恐竜の日】『ドラえもん のび太の恐竜(1980/2006)』『アーロと少年』『リアル 完全なる首長竜の日』『シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX』など紹介しています!

2019-05-04 | 映画イラスト







4月17日は「恐竜の日」です。

時を遡ること、約100年前の1923年の今日は、アメリカの古生物学者であるロイ・チャップマン・アンドリュース率いる探検隊が、北京からゴビ砂漠へ旅立った日。世界各地を冒険していたアンドリュース氏は、インディー・ジョーンズのモデルのひとりとも言われています。

当初、彼は恐竜の化石ではなく、古人類や古代の哺乳類化石を発掘するつもりだったのですが、偶然に小型の獣脚類や角竜類、鎧竜類など多くの恐竜化石を発見しました。また、25個もの恐竜の卵と巣も発見しました。これが恐竜の社会性への研究の端初となったことで、4月17日が「恐竜の日」として制定されたそうです。


ちなみに初めて恐竜の化石が発見された日は不明です。
というのも数千年前もから人類は、恐竜の化石を装飾具にしたり、細かく砕いて漢方として使っていたようです。現在のように価値ある歴史の語り部である“恐竜の化石”として本に載ったのは、1677年イギリスでのことだったそうです。

今だに謎が多く、ロマンスを感じさせる“恐竜”は、もちろん映画の主役としても引っ張りだこです。そこで今回は、おすすめの恐竜映画を6本紹介します!




オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画) Only the Brave

2019-05-03 | 映画感想
公開時も評価が高くて気になってました。

実話なのですね。なるほど。



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90分でいいのでは?
と思ったけどやはり実話なので
重みを出すために丁寧に丁寧に134分語られます。

山火事の映像が恐ろしく素晴らしい。
CGですよね、全部。
凄いね、迫力が。恐ろしい。


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消防精鋭部隊をみんなチャーミングに描いてます。
地獄の特訓のシーンでもなんか教室でイチャイチャしてるようなノリもあり、
ひとりひとりの人間性を伝えようとしてます。

ヘビに噛まれたりするんですけど
このエピソード必要?
と思いましたが、必要でした。。

すべてがフラグでした。。


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ジョシュ・ブローリンが素晴らしいです。
多面性があり人間味に溢れたリーダーを嫌味なく演じてます。

ディザスター映画に、はっきりとした人間ドラマにさせたのはひとえにジョシュ・ブローリンと、
妻役ジェニファー・コネリーのおかげ。


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「電話妻」と僕が呼んでいる存在がおりまして。


ヒーロー的な活躍をする夫に対して
映画の前半では
「ヒーローと家庭どっちが大事なの?ヒーローである前に夫(父親)でしょ!」
と夫を責めるセリフを言わされておいて、

電話の前でやきもきしながら連絡を待っているシーンを小刻みに挿入しながら

ラストには突然立場を変えて
子供に「あなたのパパはヒーローなのよ」などというセリフを言わされる存在。

物語の起伏のためだけに使われる電話妻。


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ジェニファー・コネリーはこの電話妻のプロです。
このクラスになると格が違います。

もはや電話妻の枠を超えてくるわけです。
完全なるひとりの人間として存在感出してきます。

脚本もあるけど、演技力存在感があってこそです。

ジェシカ・チャスティンなんかも家で待ってる妻を演じても、単なる一要素では終わらず、ひとりの存在感のある人間として演じることができます。


今回のジェニファー・コネリーも素晴らしかったです。

街のあかり(2006年製作の映画) LAITAKAUPUNGIN VALOT

2019-05-01 | 映画感想
アキ・カウリスマキ作品のテイストに慣れてくるとこの感じがたまらんですね。


お伽話か昔話の実写化のよう。


ほんとはヘルシンキなんて近代的な大都会なはずなのに
この監督が撮ると時代性を失った褪せた絵本の背景のように映るのが不思議。

カラーコーディネートが完璧に計算されてるんでしょう。


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愚かだけど優しい心を持った男が
とことん落ちていく話。。

ブルーな気持ちにもなりそうだけど
コメディ要素も多いし起伏は穏やかだけどテンポはいいです。


穏やかな作りだけど
監督のハッキリとした「怒り」も感じる映画です。

親友のカミングアウト(2015年製作の映画) Fourth Man Out/4th Man Out

2019-05-01 | 映画感想


カミングアウトは、した瞬間のことではなく、した後が長くて大事だということを示してくれてる。

主役のアダム(意味深な名前…)の人格が素晴らしすぎるのがちょっと気になるし、
ラストもパーティーで盛り上がるんだけど、未解決問題がうやむやになっちゃってるのが残念。

未解決問題は残ってますよ、というエクスキュースはあったほうが良かったかと。


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とは言え、真摯的なつくりだし、なおかつキャラも良くテンポも良いコメディになっており、なかなかの佳作です。


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主役4人が本当に仲よさそうで、きっと実際にこの撮影で強い友情が結ばれたんだろうなと思える、のはやっぱいい映画。

エモすぎる潜水艦映画『ハンターキラー 潜航せよ』ネタバレあり

2019-05-01 | 映画イラスト








『ワイルド・スピード』の製作陣が作ったからかアクションシーンがとにかく上手い!
カッコイイし痛快。テンポもイイし、まぁまぁとにかくカッコイイ。。

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「反撃したら第三次世界大戦が勃発してしまう!」っていうスタートはよくある潜水艦物なのですが、こっからの展開が面白いし、泣ける。

ある陰謀によってヤバイことが引き起こされちゃうんですが、それをどうやって回避しようかと。
潜水艦乗りたちの熱い想いなんかあったりしてイイんですよ。


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潜水艦が氷塊に隠れるとことか
泥土に隠れるとことか
ギリギリのとこ進むとことか
実写版の「沈黙の艦隊」を観ているようでハラハラしつつも幸せな気持ちに。


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陸上部隊の活躍とか
潜水艦の救命艇とか
一応、政治的なシーンとか
同時進行でいろんなことが起こるので飽きるということはないですよ。


あの、もうイイや、カッコイイんですよ!本当に!


ネタバレはコメント欄に(駆逐艦ヤヴチェンコを連呼します!)!


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以下ネタバレ
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 ヤヴチェンコ!ヤヴチェンコ!ヤヴチェンコ!ヤヴチェンコ!ヤヴチェンコ!ヤヴチェンコ!ヤヴチェンコ!
(バーフバリ感)

カッコイイポイントは四コマに描きましたけれども、やはり一番はヤヴチェンコですね。。死ぬほどかっこよかったですね。

あんなにギリギリのところまでミサイルを引き付けることはなかったと思いますけどね。
あんな近距離で爆破させたら流石に潜水艦に穴空きますよ。

でも、そりゃあかっこいい。笑いましたよ、手叩いて。かっこいい〜〜っつって。

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きになるとこは、
ゲイリー・オールドマンの演技が雑すぎる問題と
クーデター軍団殲滅しすぎ問題。

いくらなんでもクーデター軍団をビルごと殲滅するのは倫理的にどうよ。。
そりゃ痛快だけど、流石にちょっと引きましたよ。
何人死んでんのよ、あの一瞬で。

ちょっと雑だったかな。