福聚講

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今日は後宇多天皇が諸国に金字金光明最勝王経を写経して班置させた日

2022-11-15 | 法話

今日は後宇多天皇が諸国に金字金光明最勝王経を写経して班置させた日です。

国重要文化財・後宇多天皇宸筆紫紙金字金光明最勝王経があります。
辻善之助「聖徳余光」によると「・・永仁二(1294)年11月11月15日後宇多天皇金字を以て紫紙に金光明最勝王経を書写したまひ、これを諸国に班置された。その御趣旨は遥かに聖武天皇の国分寺の芳躅に倣ひ大願を発して以て国の鎮となし以て民の宝と為しこれに依りて民俗を撫育したまはんとするにある。その旨を奥書に記された。」としていまも残る北野天神の後宇多天皇宸筆紫紙金字金光明最勝王経の奥書を記しています。
奥書です。
「永仁二載 仲冬三五 堅持斎戒 奉寫既訖 願之経典 
 班置諸州 以為國鎮 以為民寶 遥慕聖武 深發大悲
 述脩祖業 撫育民俗 百王福田 百姓帰依 金光以照
 如寶無尽 以斯功徳 遍施一切 本有金剛 五智各具
  
  佛子 天皇世仁(後宇多天皇の諱が世仁(よひと)) 」

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