斯く語りき

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そのうち夜逃げする店舗が大量に出てくるでしょうね

2019-02-20 03:00:00 | 社会部

セブンオーナー「過労死寸前」で時短営業…「契約解除」「1700万支払い」迫られる

こうした現状が報道されてしまうのは、いくら最大手のコンビニ企業でもマイナスになると思います。確かにコンビニは社会のインフラかもしれませんが、そのインフラが日々確実に無理なく営業(存続)できる様にサポートするのが本部の役目の筈です。それなのに記事の様な仕打ちでは新たに起業したい若い世代にとってブラックにしか映りません。ブラックなイメージが付くと間違いなく敬遠され、ますます経営者が疲弊していきます。そこまでの読みをした上での強気な発言なのでしょうか。

そして其れは本部に勤める人材確保にも影響が出てきます。新たに出店者を募っても応募がない、あったとしても説明会が紛糾する、殺伐とした現実にある既存店との遣り取りも常に喧嘩腰になりかねません。どれだけ給料が高くても、そんな刺々しい環境で仕事をするだけの人材を今後も確保できるのでしょうか。

どう考えても日本全体が半世紀もしないうちに先細りするのは避けられない筈です。少子化を改善させるだけの好材料がなにもない中で、既存店の存続さえも怪しくなるのは避けられません。本部の態度が今後も変わらずに継続するなら夜逃げする店舗も大量に出てくるでしょう。その時になって彼らが焦っても誰も助けてくれません。本部そのものも終わるでしょう。

もともとセブンイレブンはアメリカが発祥の地※になり、あくまで日本は(世界的に捉えれば)支部という立場です。恐らくアメリカからの指導マニュアルが根本にあるから強気な態度を取れるのではないでしょうか。※テキサス州の氷販売店が氷以外の商品の取扱を始めたのがキッカケとのこと。

やはり日本の風土に適したアレンジができない、そもそも日本独自のコンビニを始めることができなかった(誰かしらの成功例がないと踏み切れない弱腰な性格があるから)時代の変化に対応しきれていないのだと思います