彼はプロ入り前に特定球団からの栄養費を含む所謂“裏金”を得ていたことで有名になってしまったが、そこからケチが付いたかの様にプロ入りを果たしたものの大成せずに短期間で引退してしまった。【一場靖弘氏 自己破産していた】https://t.co/1Jty1lIKKY
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 9, 2019
元楽天ドラフト1位の一場靖弘氏が「今年8月22日に自己破産」したという。マンション購入時にローンを組んだのが、2018年、不正な不動産融資が発覚して社会問題になった「スルガ銀行」だった。
もし彼が裏金を受け取らずにいたら、もっと違った人生を歩んでいたと思う。自己破産が不動産によるものだとはいえ、きちんとした金銭感覚があれば下手な手出しはしなかった筈。まだ学生時分に、まるで湯水の如く使える金銭感覚を得てしまうと根が子供な故に歯止めがかからない。
そんな状態の中でプロ入りしてもハングリー精神なんて沸かないし、ちょっとでもダメなら諦めてしまう癖がついてしまう。結局、当時の特定球団も、彼が渡り歩いた球団もカネをドブに捨てたも同然だといえる。
現在も毎年の様にプロ入りする学生がいるけれど、確かに当時よりは裏金の問題が出てこなくなったとはいえ、未だにドンブリ勘定と浪花節を由とする傾向があるだけに信頼が置けない。そもそも裏金問題が起きた時には責任としてプロ野球そのものを解体して更地からやり直すくらいの覚悟が必要だった筈なのに何もしなかったのだから尚更だ。
勿論、アマチュアもプロからの差し金に簡単に転んでいる現実もある。これでは現代の若者がプロに入りたいとは思わないし、ガチンコで勝負できる海外に出ていってしまうのは当然の成り行きになる。
もう遠くない段階で現在のプロ野球の在り方が頓挫する。私が思うに、独立リーグがメジャーリーグと提携するのが当たり前になった頃には、選手も観客も昭和の神通力を信用しなくなるから満足な経営ができなくなる。現在の独立リーグの位置にプロ野球が置かれることになると思う。
兎に角、ちょっとアマチュアで活躍したくらいで持て囃す姿勢は正すべき。北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹選手にしても同じで、彼よりも成績を残した選手を解雇する現実は明らかに矛盾している。こんな馬鹿げた話はない😠 。