Fukunosukeです。
んー。4回目のワクチン接種をしたのですが、熱が38.8度まで上がったと思ったら大汗をかいて34.4度まで急降下。すっかり体が参ってしまいました。オミクロンBA.1対応ワクチンだから打とうと思ったのですが、もう少し待っていたらBA.5だったのと思うとくたびれ損の気分です。
9月のはじめ。
そろそろ秋の気配。芸術に触れましょう。
リ・ウーファン展に行ってきました。伊豆のあさば旅館にもあるやつです。
これだけ撮影可でした。うーん。僕には何だかわからない。
とりあえず芸術は以上。
夜は紀尾井町にできた最近話題らしい芸術的なレストランに潜入。
MAZ(マス)。
おお、なんだかすごい。ワッサーとしたなにか。
ペルーにCENTRALというペルー料理のレストランがあるそうです。なんでも世界のベストレストラン2位というすごいお店らしいです。NetflixのChef's Tableという番組でも取材されています。で、その支店が22年の夏に東京にオープンしました。hiyokoが行ってみたいとのことで早速チャレンジです。
お店に入ると、まずペルー食材のプレゼンテーションがあります。本店のCENTRALは、国土の標高差が大きいペルーの「標高別の食材縛り」でコースに仕立てるのが特徴なのだそう。
ただ、MAZでは実際に利用される食材の8割は日本の食材とのこと。
ペアリングはお料理毎に変わったお酒が供されます。これも楽しいです。
一品目は、「冷たい海(海抜-2m)/海藻、貝、雲丹」
手前は雲丹。
こちらは貝。マテ貝だそうです。上に二つ乗っているのが食べるところで、下の貝は食べられません。
「マテ貝」ってなんだか南米的な語感。
こちら海藻の何か。海ブドウも乗っています。
見た目が奇抜なだけではなくてちゃんと美味しいです。
料理に合わせて、その標高や食材をイメージしたカードが配られます。これを見てイメージを膨らませながらお料理をいただきます。こんなの初めて。
「砂漠海岸(海抜+85m)/タラバガニ、バターナッツ・スクワッシュ、キュウリ」
これは何という食べ物なんでしょう。でも味付けはなかなか美味しい。奥の器はセビーチェの様なものでしたが、日本でいうとなますみたいな味でこれも美味しかったです。
「熱帯雨林(標高178m)/アボカド、キャビア、キウィチャ」さあこの辺りから記憶が怪しくなってきました。
「極端な高地(4200m)/トウモロコシ、熟成牛肉、ワカタイ」
海抜4200mで育てた牛ということは、ペルーでは富士山より高い所で牛を育てるということでしょうか。
でもこの牛は山形の牛だそうです。おっとそうなのー? という感じ。
スティック状のものはパンかな。サクサクです。おいしい。
「海霧(標高14m)/タコ、スピルリナ、イカ」
衝撃的な色味ですが、スピルリナという海藻から得られる天然の色素だそうです。味は覚えていませんがタコの食感は確かに覚えている。
「淡水(海抜225m)/淡水魚、スイカ、ココナッツ」
魚はイワナだったかな。スイカとの取り合わせは初めて。淡水魚と瓜というのは合うんですね。とってもよくまとまっていました。
「アンデスの森(海抜3260m)/チャコ、豚、ヤーコン」
これは海抜3260mのじゃがいも。いや、案の定このじゃがいもは千葉で栽培しているそう。うーん。日本の食材も優れていると思いますが、ここはペルーのじゃがいもが食べてみたかった。輸入は難しいのかな。
こっちが豚ですね。
もはや食べ物に見えません。でもよくできている。美味しい。
「高地の森(1890m)/カブヤ。バワナッツ、ピタハヤ」
デザートの一品目。
「アマゾニア(標高750m)/チュンチョカカオ、マカンボ、コボアス」
デザート二品目。どちらも甘すぎない。気に入りました。
品数が多いので、最後には立派なカードコレクションになります。でもこれどうしたらいいんだろう。
最初に書いたように、CENTRALはペルーの食材や調理法を研究し、素材の高度別に構成したメニュー構成で提供するというスタイルで一世を風靡したそうです。しかし、ペルーの食材をそのまま使えるわけではないので、日本でやるにはちょっと無理がある。
それでも、世界が注目するペルーレストランの味を東京で体験できるというのはとっても貴重。料理もただ奇抜なだけではなくどれも美味しかったです。
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