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三寒四温が続きますが、それでも春到来!ようやく暖かい風も吹き始め、心が浮き立ちます。
さて4月のてつがくカフェのテーマは 「〈ならぬことはならぬもの〉 なのか?」 です。
ご存知のとおり 「ならぬことはならぬものです」 とは、会津藩士の子弟を教育するための「什の掟」 のなかの教えの一つです。
会津を舞台にした今年のNHK大河ドラマ 『八重の桜』 でも、しばしば登場する台詞ですね。
「やってはいけないことは、理由なくやってはいけないのだ!」 というこの教えは、しばしば家庭での躾でも用いられる台詞ではないでしょうか
それに止まらず、ある意味ではカント倫理学の定言命法にも通じます。
洋の東西や時代を問わず通用する (とされる) この教えは、古き善き日本人の道徳観念を示すものとしてしばしば言及されます。
しかし、なぜ 「ダメなものはダメ」 なのでしょうか?
理由なしに禁じられるべきものなどあるのでしょうか?
なぜ、「理由なし」 でなければならないのでしょうか?
疑問も差し挟めない道徳観念など、単に思考停止を促すだけの支配的徳目に過ぎないのではないでしょうか?
次回のてつがくカフェ@ふくしまは、『八重の桜』 人気に便乗しつつ、「ならぬことはならぬもの」 の在りようを哲学します。
テーマ:「〈ならぬことはならぬもの〉なのか?」
日 時 : 2013年4月13日 (土) 開催時間 16:00~18:00
場 所 : A・O・Z (アオウゼ) MAXふくしま4階・小活動室2
費 用 : 100円 (珈琲などドリンクお代わり自由)
事前申し込み : 不要 (直接会場にお越しください)
ご不明な点は下記の問い合わせ先までご連絡下さい。
問い合わせ先 : fukushimacafe@mail.goo.ne.jp
お茶を飲みながら聞いているだけでもけっこうです。
飲まずに聞いているだけでもけっこうです。
通りすがりに一言発して立ち去るのもけっこうです。
わかりきっているようで実はよくわからないことがたくさんあります。
ぜひみんなで額を寄せあい語りあってみましょう。
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