てつがくカフェ@ふくしま特別編2025
【テーマ】「『住む』とはどういうことか? ―東日本大震災と能登半島地震を手がかりに―」
【日 時】2025年3月8日(土)
14:00~15:00 提題/「住む」とはどういうことか? ―もの、人、記憶―
15:10~17:00 哲学対話/「住む」とはどういうことか?
【場 所】福島市市民活動サポートセンターB会議室&ZOOM
チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料
【飲み物】無料
【事前申し込み】申し込みは不要です。
会場参加の方は直接会場にお越しください。
オンライン参加の方は下記URLからご参加ください。
Zoomミーティングに参加する
https://us05web.zoom.us/j/86379270927?pwd=NL3KZaC50BwCVYhfxBfC1bU5Wc3R2y.1
ミーティングID: 863 7927 0927
パスコード: 1gu5e7
【問い合わせ先】fukushimacafe_ishii@yahoo.co.jp(世話人/石井)
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〈3.11〉後も日本各地で大きな震災が続発しています。
阪神淡路大震災や東日本大震災を経て、発災直後の救助活動や避難対応、
その後の復旧・復興作業などはだいぶ改善されたように思っていましたが、
昨年(2024年)の元日に発生した能登半島地震に関しては、
初動の遅れや復旧・復興の遅れなどが指摘されています。
なかには2016年の熊本地震への対応と比較して、
能登は見捨てられているのだといった論調まで聞かれます。
熊本のときとは地理的な条件が決定的にちがいますので、
安直に両者を比較することは慎まなければなりませんし、
9月21日の奥能登豪雨により被害が拡大した点も考慮する必要があるでしょう。
しかしながら、発災から1年以上経ってもまだ十分な復旧・復興がなされておらず、
慣れ親しんだ土地に住むことができない人々がいることはたしかだと思われます。
そこで、今回のてつがくカフェ@ふくしま特別編2025では、
石川県から山本英輔さん(金沢大学教授)をお招きして、
東日本大震災と能登半島地震を手がかりにしながら、
「住む」とはどういうことか? について話し合ってみたいと思います。
山本英輔さんはハイデガー哲学の専門家です。
ハイデガーは、主著である『存在と時間』以来一貫して、
人間が「存在する」というのは「住む」ことであるととなえ、
他の物体の存在とのちがいを強調していました。
しかも、私たちは通常、建物を建てて建て終わった物のなかに住むと考えがちですが、
ドイツ語の「建てる(bauen)」の語源は「住む(buan)」を意味する古高ドイツ語であり、
「建てる」こと自体が「住む」ことなのである、とも指摘しています。
山本さんは、このようなハイデガーの思想に刺戟を受けながら、
「住む」という人間の根源的な営みについて思索を深めていらっしゃいます。
「てつがくカフェ@ふくしま特別編」では2019年に、
牧野英二教授退職記念論集『哲学の変換と知の越境』を取り上げましたが、
山本さんは同書に「言葉が語ることのうちに住む ―場所と言葉を問い直す―」という論文を寄稿し、
ハイデガーの思索を手がかりにしながら、住むことの本質を掘り下げていらっしゃいました。
その山本さんの「住む」ことをめぐる思索が、
この度の能登半島地震の被災経験によってどう深まったのかを、
「『住む』とはどういうことか? ―もの、人、記憶―」
と題する提題報告でご発表いただこうと思います。
私たちの住む場が根こそぎ奪われる震災は、
私たちが生きる(存在する)根幹を脅かします。
山本さんの石川県での経験と、私たちの福島での経験を共有しながら、
私たちにとって当たり前の出来事である「住む」という営みについて、
改めて根源的に考え、ともに語り合ってみたいと思います。
当日はいつもより1時間早い、14時00分スタートです。
会場とオンラインの同時開催で、いずれも申込みは不要です。
会場参加をご希望の方は、直接会場にお越しください。
オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、上記のURLからご参加ください。
「てつがくカフェ@ふくしま」は、
日常の中にある「当たり前」なことを掘り下げて、
みんなが自由に発言しながら考えを深めていく対話型のイベントです。
発言を強要することもありませんので、
他の方の意見に黙って耳を傾け、頭の中で考えているだけでもかまいません。
誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場ですので、
初めての方もお気軽にご参加ください。
【テーマ】「『住む』とはどういうことか? ―東日本大震災と能登半島地震を手がかりに―」
【日 時】2025年3月8日(土)
14:00~15:00 提題/「住む」とはどういうことか? ―もの、人、記憶―
15:10~17:00 哲学対話/「住む」とはどういうことか?
【場 所】福島市市民活動サポートセンターB会議室&ZOOM
チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料
【飲み物】無料
【事前申し込み】申し込みは不要です。
会場参加の方は直接会場にお越しください。
オンライン参加の方は下記URLからご参加ください。
Zoomミーティングに参加する
https://us05web.zoom.us/j/86379270927?pwd=NL3KZaC50BwCVYhfxBfC1bU5Wc3R2y.1
ミーティングID: 863 7927 0927
パスコード: 1gu5e7
【問い合わせ先】fukushimacafe_ishii@yahoo.co.jp(世話人/石井)
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〈3.11〉後も日本各地で大きな震災が続発しています。
阪神淡路大震災や東日本大震災を経て、発災直後の救助活動や避難対応、
その後の復旧・復興作業などはだいぶ改善されたように思っていましたが、
昨年(2024年)の元日に発生した能登半島地震に関しては、
初動の遅れや復旧・復興の遅れなどが指摘されています。
なかには2016年の熊本地震への対応と比較して、
能登は見捨てられているのだといった論調まで聞かれます。
熊本のときとは地理的な条件が決定的にちがいますので、
安直に両者を比較することは慎まなければなりませんし、
9月21日の奥能登豪雨により被害が拡大した点も考慮する必要があるでしょう。
しかしながら、発災から1年以上経ってもまだ十分な復旧・復興がなされておらず、
慣れ親しんだ土地に住むことができない人々がいることはたしかだと思われます。
そこで、今回のてつがくカフェ@ふくしま特別編2025では、
石川県から山本英輔さん(金沢大学教授)をお招きして、
東日本大震災と能登半島地震を手がかりにしながら、
「住む」とはどういうことか? について話し合ってみたいと思います。
山本英輔さんはハイデガー哲学の専門家です。
ハイデガーは、主著である『存在と時間』以来一貫して、
人間が「存在する」というのは「住む」ことであるととなえ、
他の物体の存在とのちがいを強調していました。
しかも、私たちは通常、建物を建てて建て終わった物のなかに住むと考えがちですが、
ドイツ語の「建てる(bauen)」の語源は「住む(buan)」を意味する古高ドイツ語であり、
「建てる」こと自体が「住む」ことなのである、とも指摘しています。
山本さんは、このようなハイデガーの思想に刺戟を受けながら、
「住む」という人間の根源的な営みについて思索を深めていらっしゃいます。
「てつがくカフェ@ふくしま特別編」では2019年に、
牧野英二教授退職記念論集『哲学の変換と知の越境』を取り上げましたが、
山本さんは同書に「言葉が語ることのうちに住む ―場所と言葉を問い直す―」という論文を寄稿し、
ハイデガーの思索を手がかりにしながら、住むことの本質を掘り下げていらっしゃいました。
その山本さんの「住む」ことをめぐる思索が、
この度の能登半島地震の被災経験によってどう深まったのかを、
「『住む』とはどういうことか? ―もの、人、記憶―」
と題する提題報告でご発表いただこうと思います。
私たちの住む場が根こそぎ奪われる震災は、
私たちが生きる(存在する)根幹を脅かします。
山本さんの石川県での経験と、私たちの福島での経験を共有しながら、
私たちにとって当たり前の出来事である「住む」という営みについて、
改めて根源的に考え、ともに語り合ってみたいと思います。
当日はいつもより1時間早い、14時00分スタートです。
会場とオンラインの同時開催で、いずれも申込みは不要です。
会場参加をご希望の方は、直接会場にお越しください。
オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、上記のURLからご参加ください。
「てつがくカフェ@ふくしま」は、
日常の中にある「当たり前」なことを掘り下げて、
みんなが自由に発言しながら考えを深めていく対話型のイベントです。
発言を強要することもありませんので、
他の方の意見に黙って耳を傾け、頭の中で考えているだけでもかまいません。
誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場ですので、
初めての方もお気軽にご参加ください。
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