去る1月26日に第3回シネマdeてつがくカフェが開催されました。
初めてのフォーラム福島さんとの共催です。
みんなで映画 『ハンナ・アーレント』 を鑑賞したあと、
そのまま劇場で哲学カフェを行いました。
映画を見に来てくださったのは130名近く、
哲学カフェに参加してくださったのもなんと90名あまり。
特別編を含めてもこれまでの最高記録は50名でしたから、
それをはるかに超える新記録の樹立ですっ
その様子は29日の福島民友新聞でも報じていただけました。
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それにしてもこの映画にこれだけの人が集まるなんて!
そして、この映画について語り合いたいと思ってくれる人がこんなにいたなんて!
原発事故後初めての衆院選挙以来、
福島の現実とこの国が進もうとしている道がどんどん食い違っていくことにあきれ果て、
寂しさや空しさを感じる毎日が続いていましたが、
久しぶりに1人じゃないんだという暖かい気持ちを取り戻すことのできた1日でした。
お集まりくださった皆さま、本当にありがとうございました
。
今後ともぜひ 「てつがくカフェ@ふくしま」 をお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
さて、いつもなら翌日にはアップされているカフェの報告文ですが、
最大規模のてつカフェであったためか作成が遅れているようです。
このところ感想用紙を提出してくれる方がめっきり減っていたため、
感想のアップは控えておりましたが (誰が書いたものか特定されるおそれがあるため)、
今回久しぶりに10枚以上の感想用紙が集まりましたので、
報告文に先立って、皆さまの感想をシェアさせていただきます。
これを読んで、どんな対話が行われたのか想像してみてください。
●いろいろな興味深い意見が聞けて、とてもおもしろかったです。また参加したいです。
●おもしろかったです。沢山の人が参加されていたのに、おどろきました。こうした会は大切だと思います。
●とても良かったと思います。議論が絶えずに続くことが驚きでした。一つのテーマについて真剣に考えることができる、大変貴重な機会だと思います。
●二項対立的な雰囲気や多数派の意見に流されないためには異端であることを主張できる環境と勇気が必要であるとわかりました。
●刺激がたくさんあり新しい発見がたくさんありました。いろいろな意見が聞けてよかったです。
●今回初めて参加しました。今回が特別かもしれませんが他の発言者に対する、反論や反対意見がない。期待とは違ってました。ディスカッションを想像してました。
●皆さんのお話しを聞かせていただき、いろいろな考え方があり心の内をかい間見たような気がしました。皆さんしっかりした思考がおありだと感じました。
●一つの映画を観ることで、たくさんの人の意見や思考に触れる機会が得れてとても面白かったです。誰かの言葉が自分の理解を助けるんだと知りました。
●私も〇☓思考では、何も生まないと思います。まず、人の話を聞くことは、最も高いスキルが必要だと思いました。愛ある行為。
●参加者の方々が実際にアウシュビッツへ行っていたり、起業家だったり原発事故に向き合っておりすごいと思い、詳しく話してみたいと思いました。ハンナ・アーレントが一つの民族を愛したことはない、私が愛するのは友人だと言っていた場面いいなと思いました。ハンナ・アーレントがアイヒマンを理解しようとしたように、自分もハンナ・アーレントを理解したいと思いました。
●哲学者は常に自分の経験を基に、自分との対話の中で考える方法を持つ人々なのだと、初めて知りました。考える行為は、人類の美徳だし、誰でももってる習慣です。もっと哲学を身近におきましょう。米国人の小説家との軽口は笑えました。同情もしました。
●自分はこのような場に参加するのは初めてだった。てつがくというのは難しいもので、考えたくなくなってしまってつらいことがあるが、そうではなく、少しずつ身の回りのことに目を向けるべきだと思う。そして、考えていくべきだと思う。考えることは、冷静になって自分を見つめていくことと、みんなで話し合ってよりよいものにしていくことだと思う。
●自身には思いの至らない所や、思いが言葉としてまとまらない所が他の方々の御意見をきいて、新しい思考を得られたり、形になったりして、非常に有意義な時間でした。
●楽しかったけど、消化不良。いや、消化不良だから楽しかったのかもしれない。個々人が思い思いに言える場は新鮮。大事なことだとも思う。でも 「思考」 の定義が一人一人異なることで、対話が成立しずらかったような気がした。「思考」とはどのような状態か。「思考」 の対象は何か。アーレントの考えた 「思考」 について迫りたくなった。
●人の考えが聞けておもしろいです。人の考え、単語から自分の思考の枝が太くもなるし、広がっていく。『知ろうとしない事が罪』。これは深く、そうだなと共感できるとともに、新たな視点でもあったし、自分の心に置いておきたいと思った。こういうこころみができるフォーラムという映画館の素晴らしさ。
皆さま、本当にありがとうございました。
次回は2月15日 agato にて、
そしてそのあとは3月15日に特別編をコラッセ福島にて開催します。
またのお越しを心よりお待ち申し上げます。
初めてのフォーラム福島さんとの共催です。
みんなで映画 『ハンナ・アーレント』 を鑑賞したあと、
そのまま劇場で哲学カフェを行いました。
映画を見に来てくださったのは130名近く、
哲学カフェに参加してくださったのもなんと90名あまり。
特別編を含めてもこれまでの最高記録は50名でしたから、
それをはるかに超える新記録の樹立ですっ
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その様子は29日の福島民友新聞でも報じていただけました。
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それにしてもこの映画にこれだけの人が集まるなんて!
そして、この映画について語り合いたいと思ってくれる人がこんなにいたなんて!
原発事故後初めての衆院選挙以来、
福島の現実とこの国が進もうとしている道がどんどん食い違っていくことにあきれ果て、
寂しさや空しさを感じる毎日が続いていましたが、
久しぶりに1人じゃないんだという暖かい気持ちを取り戻すことのできた1日でした。
お集まりくださった皆さま、本当にありがとうございました
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今後ともぜひ 「てつがくカフェ@ふくしま」 をお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
さて、いつもなら翌日にはアップされているカフェの報告文ですが、
最大規模のてつカフェであったためか作成が遅れているようです。
このところ感想用紙を提出してくれる方がめっきり減っていたため、
感想のアップは控えておりましたが (誰が書いたものか特定されるおそれがあるため)、
今回久しぶりに10枚以上の感想用紙が集まりましたので、
報告文に先立って、皆さまの感想をシェアさせていただきます。
これを読んで、どんな対話が行われたのか想像してみてください。
●いろいろな興味深い意見が聞けて、とてもおもしろかったです。また参加したいです。
●おもしろかったです。沢山の人が参加されていたのに、おどろきました。こうした会は大切だと思います。
●とても良かったと思います。議論が絶えずに続くことが驚きでした。一つのテーマについて真剣に考えることができる、大変貴重な機会だと思います。
●二項対立的な雰囲気や多数派の意見に流されないためには異端であることを主張できる環境と勇気が必要であるとわかりました。
●刺激がたくさんあり新しい発見がたくさんありました。いろいろな意見が聞けてよかったです。
●今回初めて参加しました。今回が特別かもしれませんが他の発言者に対する、反論や反対意見がない。期待とは違ってました。ディスカッションを想像してました。
●皆さんのお話しを聞かせていただき、いろいろな考え方があり心の内をかい間見たような気がしました。皆さんしっかりした思考がおありだと感じました。
●一つの映画を観ることで、たくさんの人の意見や思考に触れる機会が得れてとても面白かったです。誰かの言葉が自分の理解を助けるんだと知りました。
●私も〇☓思考では、何も生まないと思います。まず、人の話を聞くことは、最も高いスキルが必要だと思いました。愛ある行為。
●参加者の方々が実際にアウシュビッツへ行っていたり、起業家だったり原発事故に向き合っておりすごいと思い、詳しく話してみたいと思いました。ハンナ・アーレントが一つの民族を愛したことはない、私が愛するのは友人だと言っていた場面いいなと思いました。ハンナ・アーレントがアイヒマンを理解しようとしたように、自分もハンナ・アーレントを理解したいと思いました。
●哲学者は常に自分の経験を基に、自分との対話の中で考える方法を持つ人々なのだと、初めて知りました。考える行為は、人類の美徳だし、誰でももってる習慣です。もっと哲学を身近におきましょう。米国人の小説家との軽口は笑えました。同情もしました。
●自分はこのような場に参加するのは初めてだった。てつがくというのは難しいもので、考えたくなくなってしまってつらいことがあるが、そうではなく、少しずつ身の回りのことに目を向けるべきだと思う。そして、考えていくべきだと思う。考えることは、冷静になって自分を見つめていくことと、みんなで話し合ってよりよいものにしていくことだと思う。
●自身には思いの至らない所や、思いが言葉としてまとまらない所が他の方々の御意見をきいて、新しい思考を得られたり、形になったりして、非常に有意義な時間でした。
●楽しかったけど、消化不良。いや、消化不良だから楽しかったのかもしれない。個々人が思い思いに言える場は新鮮。大事なことだとも思う。でも 「思考」 の定義が一人一人異なることで、対話が成立しずらかったような気がした。「思考」とはどのような状態か。「思考」 の対象は何か。アーレントの考えた 「思考」 について迫りたくなった。
●人の考えが聞けておもしろいです。人の考え、単語から自分の思考の枝が太くもなるし、広がっていく。『知ろうとしない事が罪』。これは深く、そうだなと共感できるとともに、新たな視点でもあったし、自分の心に置いておきたいと思った。こういうこころみができるフォーラムという映画館の素晴らしさ。
皆さま、本当にありがとうございました。
次回は2月15日 agato にて、
そしてそのあとは3月15日に特別編をコラッセ福島にて開催します。
またのお越しを心よりお待ち申し上げます。