野球小僧

漁師さんの仕事

大きな波に揺られて船に乗る漁師さん。漢の中の漢というイメージが強いこの職業です。そういえば、その昔に「マグロ漁師になりたい(https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/e925ff4ffc260c2a39310b4c9334b915)」というものを書いていました。

収入面でのあこがれだけでは、現実とのギャップが大きいと続きません。そこで、そもそも漁師さんの生活やお仕事はどういうものなのかを調べてみました。

その前に、漁師さんになるにはですが、特に資格などはいらず健康であれば採用資格に入るようです。全国漁業就業者確保育成センターが主催する「漁師になるための相談会 就業支援フェア」というのが、年に3~5回、東京都、大阪府や福岡県で開催され、そこで直接漁業者と志望者が面談することが近道のようです。そのほかには、採用してくれそうな船主(経営者)に、直接交渉して選考を受けというものもあるようです。

沖合・遠洋漁業のような場合では、大きな会社の社員というのもあるようですが、近海・沿岸漁業の場合のほとんどは自営業であるということも覚えておいた方がいいでしょう。また、ある程度の仕事のきつさは覚悟すべきだと口コミでは流れています。海上での長期滞在、船酔い、拘束時間の長さ、などが一般常識ではつうじない世界といわれてます。流れないプールの浮き輪でも酔ってしまう私にはやはり勤まりそうもありません。

沖合・遠洋漁業の乗組員になるのであれば、個人としての特別な資格は特に必要ありません。一方、近海・沿岸部で小型船の漁師として個人で仕事をしていくためには、 小型船舶操縦士免許や普通自動車免許、漁業権が必要です。また、海に出れば同じ漁業者との情報交換がとても重要になるので、海上特殊無線技士免許や機関士なども必要に応じてあった方がいいとされています。

そんな漁師さんですが主な仕事内容です。

■定置網漁(近海・沿岸漁業)
沿岸付近の決まったポイントに網を設置して魚を獲る漁です。夜明け前から出港し、網の設置や引き揚げ、魚の選別、網の修理、船の清掃などを行います。体力、集中力が要求されますが、仕事は午前中いっぱいで終わることが多いので、午後からはゆったりとくつろぐことができます。魚の習性や潮の流れを読んで網の中に呼び込む漁法のため、近海の魚を獲りつくしてしまうことはありません。そのため、環境保護の観点からも優れた漁法として評価が高まっています。

■まき網漁(近海・沿岸漁業)
アジ、サバ、イワシなど、群れを成して回遊する魚群を網で囲いこんで魚を獲る漁です。夕方から出港し、夜間に1時間半程度の漁獲作業を複数回繰り返し、朝方に帰港します。港での作業を経て、業務は終了します。魚群を探す「探索船」、魚群を集めるために光を灯す「灯船」、魚を獲る「網船」、魚を運ぶ「運搬船」と、数隻のチーム編成での漁が一般的です。

■カツオ一本釣り漁(沖合・遠洋漁業)
日本の太平洋側の広い範囲に生息するカツオ。このカツオを豪快に釣り上げる漁法です。船上から生きたイワシを餌として撒き、更に放水することでイワシの群れがいるように見せかけます。こうしておびき寄せたカツオを釣り竿一本で釣り上げますが、一人前の技術が身に着くまでは数年はかかるといわれています。沖合であれば数日間、遠洋であれば1~2ヶ月は帰ってきません。

そんな漁師さんの1日ですが、近海・沿岸漁業でも、漁の方法によって時間が異なります。

■マグロはえ縄漁(遠洋漁業)
餌が取り付けられた釣り針を海中に吊るしてマグロを釣る漁法でマグロを追います。仕掛けのついた枝縄の先にある針に餌を付けて海に投げ込む、1回6時間程度の「投縄作業」と、その縄を回収する、1回12時間程度の「揚げ縄作業」です。このほか、漁具のメンテナンスをすることもあります。漁場は日本だけにとどまらず、インド洋、南アフリカ・ケープタウン沖、オーストラリア・シドニー沖や、中部大西洋、北西大西洋など、1年〜1年半にもおよぶ長い航海です。燃料の補給や休憩のために世界各地の異国の港に立ち寄る機会もあり、さまざまな経験をすることになります。

私たち日本人の食文化は多様化していますが、やっぱり魚介類は世代を問わず、多くの人に親しまれていると思います。そんな国民の食生活を支え、美味しい食材を届けてくれる漁師さんには感謝です。

今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。

今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。

どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

まあ、山岳民族の私が、海に憧れるのは当然の成り行きです。ただ、現実は簡単ではないでしょうしね。

私が船といって思い浮かぶのは、何しろ「諏訪湖の白鳥丸」か、「カツオのお母さん」くらいですので。
まっくろくろすけ
サクラ母さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

実はわたくし、この楽曲はよく知らなくて・・・昔読んだマンガにでてきてから知りました。

さらに、300トンといわれても、とんとその大きさがわからず・・・です。
eco坊主
おはようございます。

片田舎の漁場です。周りは漁師さんばかり・・・・
というのは数十年前の事で今は漁師さんも数少なくなりました。
後継者もいないのか廃船にする高齢の漁師さんが増えています。
時々船から我が家の食卓へ直行便がありますが、とても美味しいです。
勿論感謝感謝でございます^^v
因みに私、漁師になろうと思ったことは一度もありません😅


まだまだ油断はせずに感染防止対策を続けます。
そしてできる協力は続けていきます。必ず笑顔は戻ると信じて。
サクラ母
この歌、懐かしいです
学生のころ高知から来た同級生がお酒を飲むとよく歌っていました
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事