欧州での新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。欧州連合(EU)域内の感染者数が急増する中、欧州全体を事実上「封鎖」する異例の厳しい措置で、早期収束を図るため、EU域内への第三国からの渡航を30日間、原則禁止する方針を表明しました。
対象期間中は、EU市民、長期在留者、外交官や医療従事者らを除き、渡航が禁じられ、必要に応じて期間延長も検討するとのことです。
これに伴って、日本政府は欧州のほぼ全域を渡航中止勧告か渡航自粛要請の対象とする「感染症危険情報」を発表しています。人と人との接触を可能な限り控えるなど、積極的な対応を行えば、感染拡大を急速に収束させることが可能と言われていますので、感染を拡大させないためには、やむを得ない判断でもあるでしょう。まったく、楽観的状況ではありません。
さて、本来でしたら、昨日、2020年3月20日に予定されていた開幕だったプロ野球。開幕が延期され、各球団は4月中の開幕を目指して、練習試合などで調整を続けることになりました。
そこで、今日は気分転換に、「行き場のなくなった(つまり、公開タイミングを逃してしまった)ブログ記事」の第2弾です。
さて、オープン戦。あくまでも本番のシーズンに向けての準備となるオープン戦であり、選手が調整していくことが最優先事項で、チームの勝敗は二の次とはわかっていても、応援している球団が勝てばファンとしては嬉しいものですし、負ければ不安になるものです。
オープン戦の結果が、そのままシーズンの成績に直結するとは限らないのですが、以前も書いたようにオープン戦で最下位となった球団はシーズンも苦戦しています。過去11年のオープン戦最下位球団は1位が4回、2位が1回、3位が1回、あと5回はなかったことに…。
我らが中日ドラゴンズは13試合6勝7敗の8位で、途中までは、今年5位と予想した球団と最下位争いを繰り返していましたが、最終的に4連勝で締めくくっています。与田剛監督のコメントです。
「先発は序盤良くなかったがペースも上がってきたし、中継ぎはよく頑張っている。打線は以前から言っているがチャンスであと一本欲しい。無観客という想像もつかない中でモチベーションを上げている。ウチの選手だけでなく12球団よく戦っている」
無観客という状況を言い訳にしていないところがいいです。本心は、2020年の開幕は延期せずにこの調子のまま開幕を迎えたかったことでしょう。こちら、ドラゴンズの状況は楽観的ですが。
■2010年
中日ドラゴンズ(19試合7勝9敗3分)→ 1位
■2011年
広島東洋カープ(13試合5勝7敗1分)→ 5位
■2012年
千葉ロッテマリーンズ(16試合6勝9敗1分)→ 5位
■2013年
横浜DeNAベイスターズ(19試合9勝9敗1分)→ 5位
■2014年
埼玉西武ライオンズ(16試合5勝9敗2分)→ 5位
■2015年
東京ヤクルトスワローズ(15試合6勝8敗1分)→ 1位
■2016年
北海道日本ハムファイターズ(15試合7勝8敗0分)→ 1位
■2017年
東北楽天ゴールデンイーグルス(17試合6勝9敗2分)→ 3位
■2018年
東京ヤクルトスワローズ(16試合6勝6敗4分)→ 2位
■2019年
中日ドラゴンズ(19試合7勝9敗3分)→ 6位
■2020年
中日ドラゴンズ(13試合6勝7敗0分)→ 1位予定
なお、ここでは、あえて2019年のオープン戦のことには触れません。あの年のことは「なかった」ことにしてあります。