日本政府は、旅行需要喚起策「GoToトラベル」について、2022年1月以降に事業を再開する方針とのニュースが多い今日このごろ。
GoToトラベルは、個人の旅行代金を日本政府が助成する事業。2020年7月にスタートし、開始当初は格安で旅行できるとあって、普段は宿泊できないハイグレードの旅館やホテルが人気を集めましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴って、同年12月28日に停止したままとなっています。国民の税金ですし、どこからどう見ても善良な納税者である私にも還元してほしいところですが。
さて、このGoToトラベルと同名の「ゴートゥートラベル」という競走馬が2020年12月20日、千葉県の中山競馬場でデビューしていました。良血馬であることに加えて、誰もが聞いたことのあるキャッチーな名前の効果もあり、出走時点では3番人気(最終は5番)でした。
ところが、デビュー戦はスタートから出遅れ、一時最後尾に下がることもあり、ゴール前では懸命な追走を見せたものの、結果は16頭中14着でした。
そのあとも4レースに出走したものの、最高着順は3着(2021年2月27日第2回中山1日目の3歳未勝利)。同世代には、「ステイホーム」という名前の競走馬がおり、レースでの対決も期待されていたのですが、2021年8月14日第4回新潟1日目の3歳未勝利での出走を最後に登録抹消となり、獲得賞金:130万円 (中央)、通算成績:5戦0勝で引退・繁殖牝馬となっています。
ちなみに、「ステイホーム」はまだ現役を続けています。ただ、こちらも人気とは裏腹に、獲得賞金:23万円(地方)、通算成績:6戦0勝で、最高順位は4着(2021年10月14日第15回園田2日目のC2四)です。
名前が珍しい、変だからといっても弱いというわけではなく、なかには結果をだす競走馬もいます。
2021年11月1日に大井競馬場で初勝利した「スモモモモモモモモ」は、ニュースにもなりました。11月7日には福島競馬場で勝ったのが「オヌシナニモノ」「アナゴサン」と「オレタチハツヨイ」。東京競馬では「オニャンコポン」が無傷の2連勝をしています。
大井競馬には、「ナナナナナイロ」と「ママママカロニ」という現役馬も所属しています。
「名前は付いていることが大切だ」というシン・ゴジラの中でのセリフがありますが、何でもつければいいというものでもなく、競走馬名の登録にはルールが設けられており、ですから、もちろんここでの競走馬は審査を通過したものとなります。申請した際に却下される場合もあるため、申請の際には申込書に第3希望まで記載することが可能です。また、初出走後の馬名変更は現在は認められていません(初出走前なら1回まで変更できます)。
ただ、「実況や結果表記などに支障がでる馬名」は禁止のようですが・・・、「スモモモモモモモモ」とかはやはり大丈夫と認識されたということなのでしょうね。
ゴートゥートラベル:GoToトラベル。ちなみに出生時の名前は「ダビスタ」
ステイホーム:家にいる
アナゴサン:ウナギ目アナゴ科の魚+敬称
スモモモモモモモモ:「スモモも桃も桃」。「スモモ」で登録しようとしたところ既に使用されていたため
オヌシナニモノ:御主、何者」と名前を知りたくなるくらい、勢いのある馬になるように。2021年初風Sではアイアムハヤスギルの2着となり珍名馬連
オレタチハツヨイ:俺たちは、強い
オニャンコポン:偉大な者(アカン語)。ガーナのアシャンティ人に伝わる神の名前
ナナナナナイロ:Perfumeの楽曲から
ママママカロニ:Perfumeの楽曲から
なお、「ビッグボス」という競走馬も登録されていました(過去に3頭)。ちなみに、最近登録されていたビッグボスの成績は、獲得賞金:835万円(中央)、通算成績:18戦0勝という結果でした。
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