囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

勝ってもカッコ悪くては

2023年04月05日 | ●○●○雑観の森

 

【四の五の言わずに、数えましょ】

 

リアル碁で

なぜ整地が大事か?

といえば、

とりあえず出来ないと

「カッコ悪い」からである

 

終局しているのに、ダメツメもせず

「ここと、あそことが同じで……」とか、

いまごろになって形成判断する碁打ちがいます

こういう御仁、けっこういますが

かなり「カッコ悪い」です

 

黙ってダメを詰めて

アゲ石を碁笥のフタに入れて、

ささっと、キレイに整地し

勝敗をはっきりさせてしまいましょう

ごちゃごちゃ言いたいなら

それからにしたいものです

 

有段者であれば、なおさら

そうしなくてはいけません

大会で、勝っているはずの「五段」が

もたもたして「29足す53足す、え~っと」

などとやっていれば、相手はどう思います?

 

内心「コイツ、出来ないな!」と思って、

負けた方が勝った気分になります(笑)

普段から、ゆっくりでいいので

出来るように練習しておきましょう

 

ありていにいいますと

三つ揃いのスーツでビシッと決めて

澄まして歩いているのに

社会の窓が開いている――

なんて、マヌケな感じです

(たとえ話の品が悪くてスミマセン)

 

すくなくとも

天下の初段というのであれば

所作・マナーが伴わなくては

いけませんね

 

それと、

整地がささっとできるということは

途中で何度も形成判断ができているわけで

つまり「棋力が一定水準に達している」のです

整地の練習は、決してムダではありません

やればできる、やらねばできない

ただ、それだけのことです(笑)

 

 

▲囲碁史に残る名局

第77期本因坊戦七番勝負第一局 357手で黒半目勝ち

挑戦者・棋聖 一力遼    先番 本因坊文裕

こんな碁を最後まで打つには、何度も途中で数えなきゃ、やってられないの図

 

 

 

【参考記事の一部】

碁のイロハ/整地の仕方
2022/01/16 
カテゴリー:【カベ突破道場】

囲碁の“聖地”
2020/01/28
カテゴリー:【カベ突破道場】 即効編

【保存】整地の練習帳
2019/01/31
カテゴリー:【カベ突破道場】

 

 



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