【四の五の言わずに、数えましょ】
リアル碁で
なぜ整地が大事か?
といえば、
とりあえず出来ないと
「カッコ悪い」からである
終局しているのに、ダメツメもせず
「ここと、あそことが同じで……」とか、
いまごろになって形成判断する碁打ちがいます
こういう御仁、けっこういますが
かなり「カッコ悪い」です
黙ってダメを詰めて
アゲ石を碁笥のフタに入れて、
ささっと、キレイに整地し
勝敗をはっきりさせてしまいましょう
ごちゃごちゃ言いたいなら
それからにしたいものです
有段者であれば、なおさら
そうしなくてはいけません
大会で、勝っているはずの「五段」が
もたもたして「29足す53足す、え~っと」
などとやっていれば、相手はどう思います?
内心「コイツ、出来ないな!」と思って、
負けた方が勝った気分になります(笑)
普段から、ゆっくりでいいので
出来るように練習しておきましょう
ありていにいいますと
三つ揃いのスーツでビシッと決めて
澄まして歩いているのに
社会の窓が開いている――
なんて、マヌケな感じです
(たとえ話の品が悪くてスミマセン)
すくなくとも
天下の初段というのであれば
所作・マナーが伴わなくては
いけませんね
それと、
整地がささっとできるということは
途中で何度も形成判断ができているわけで
つまり「棋力が一定水準に達している」のです
整地の練習は、決してムダではありません
やればできる、やらねばできない
ただ、それだけのことです(笑)
▲囲碁史に残る名局
第77期本因坊戦七番勝負第一局 357手で黒半目勝ち
挑戦者・棋聖 一力遼 先番 本因坊文裕
こんな碁を最後まで打つには、何度も途中で数えなきゃ、やってられないの図
【参考記事の一部】
碁のイロハ/整地の仕方
2022/01/16
カテゴリー:【カベ突破道場】
囲碁の“聖地”
2020/01/28
カテゴリー:【カベ突破道場】 即効編
【保存】整地の練習帳
2019/01/31
カテゴリー:【カベ突破道場】