小平市にある薬用植物園は比較的近いところにあるのでよく出かける。
梅雨時になりドクダミの花があちらこちらで咲いているが、ここ薬用植物園では
少し変わったドクダミの仲間が見ることができる。
八重咲きのドクダミ。最近はよそでも見かけるようになった。10年ほど前はここでしか見られなかった。
普段見かけるドクダミとはちょっと違って気品らしきものが感じられる。
葉の赤く変色した五色ドクダミ
園内を回るとたくさんの変わった花たちに出会える。
青白に咲き分けたようなアジサイ
これは珍しいシナノキ科ノウオトリギの花。この花にはここ以外でお目にかかったことがない。
名の由来は花の有毒成分を使って魚を採ったことから。
アカメガシワの花も咲いている。
これはキョウチクトウだが、この色の花は見かけたことがない
チコリーはキク科の多年生野菜でキクニガナという和名を持つ花。薬効もありハーブの一種。
立札にはアリウムの一種とあった、
ユリ科の花で属名にジャンボニンニクとあった。
キカラスウリは球根のでんぷんが江戸時代には天花粉として使われたという
皮膚病や腫物に効くのだというクマツヅラ
オオツヅラフジには鎮痛や利尿作用がある
イヌゴマは野草としてもよく見られる。しそ科の花。
アスピリンの原料が初めて得られたセイヨウナツユキソウ
グロリオサは熱帯アジアやアフリカ原産のユリ科の植物
珍しい形をした花。つる性でトケイソウ科の花のようだ。
シクンシは花の鑑賞だけでなく、虫下しとして用いられる。
お終いに毒々しい実を二つ。先ずは朝鮮人参の実
一部色づき始めたマムシグサの実
この辺で。