透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「さっぽろ雪まつり」大雪像のゆくえ

2025-02-12 16:43:49 | 日記

晴れ。最低気温-11.0℃、最高気温3.3℃。

午後のニュースで約200基の雪像と氷像がすべて取り壊されると放映されていました。

解体作業は本日未明から始められたそうです。

「さっぽろ雪まつり」閉幕後の管理が難しいとのことで、予定通りの手順で解体作業が進められていくのでしょう。

会場内の作品は素材となっている雪や氷の宿命で水に戻っていくのです。

作りはじめから解体が運命づけられている氷雪像に、限りある命をもったものの切なさや懸命さの匂いのようなものを感じ取ることができるかもしれません。

ならば、ヒトも限りある命と運命づけられている割には、この国ならではかもしれませんが、ノホホンと暮らせる「鈍感力」がまさっていることに不思議な気もしています。

さて、「さっぽろ雪まつり」が終わりました。いよいよ気持ちは春へ向かっていきそうです。

本日の新北のうた暦の掲句と解説におおいに共感を覚えました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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雪と新北のうた暦と

2025-02-11 15:28:46 | 日記

晴れのち雪。最低気温-13.7℃、最高気温-1.2℃。

朝は晴れていたのですが、天気予報通り、午後12時過ぎから突然雪が降り始めました。

今風に言うと、突然「切れた」かのようにです。

まるで、おとぎ話の雪の女王が「切れて」采配を振るったかのようにです。

日本の民話で雪を降らせるのは雪女。洋の東西を問わず、こういう場面に登場するのは女性であるということが妙に気にかかるところですが・・・。

とりあえず、雪が持つ冷たく、繊細で美しいという一面が生み出したキャラクターと思うことにしましょう。

男性や女性というジェンダーにとらわれない考え方となりつつある昨今ならば、降りしきる雪の場面はどんな主人公がどんなふうに物語るのかと想像してしまいました。

そして、本日の新北のうた暦の掲歌です。

解説には「地上の駅」へと向かう時、乗客の感覚は「銀河鉄道の夜」のイメージに近づくと綴られています。

札幌の地下鉄南北線の南平岸駅から真駒内駅の間だけが地上駅で、平岸駅と南平岸駅の中間地点で地下鉄が地上へと駆け上るのだそうです。

また、「特等星」というのは作者の造語のようで、「ちょっと賢治的な言語感覚かもしれない」とも。

というのも、作者は賢治と同郷の方という解説になるほどと思いました。

札幌地下鉄南北線と「銀河鉄道の夜」の列車の旅を重ねて詠まれた作品に、新鮮な驚きを覚えました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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〈新春チョークアート「龍」〉に寄せて

2025-02-10 18:50:11 | 日記

晴れ。最低気温-11.2度、最高気温0.7℃。

EBRIの一角にある江別アンテナショップGET’Sへ。

ここの黒板チョークアートが「龍」になったと地元のミニコミ紙で知り、家人と出かけてきました。

EBRIは江別に残る近代産業遺産のレンガ工場を拠点として、「こだわりフードとくらしのもの」をコンセプトにしたローカル商業施設。

また、黒板チョークアートの企画は江別観光協会と若手創作活動サポートプロジェクトPORT OF ARTIST(NPO法人みなと計画主催)により実施されているとのこと。

この度のチョークアートに挑戦したのは江別市出身の大沼聖奈さんで、江別市セラミックアートセンターの学芸員。北海道教育大学岩見沢校で日本画を専攻された方です。

この度、画題となった龍は縁起が良いとされる架空の生物です。龍が登る様子は成功や発展の象徴とされている他に、竜雲を見ると幸運が訪れるとのいわれがあるようです。

大沼さんは「見た皆さんに幸運が訪れてくれれば」と語ったそうです。

今日、このブログを通して「龍」の絵を目にされた皆様にも幸運が訪れますように・・・・・・。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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雪像が詠まれた新北のうた暦の掲句と

2025-02-09 16:21:37 | 日記

晴れのち雪。最低気温-6.6℃、最高気温0.6℃。

〈5時59分撮〉

雪が降り積もった道にタイヤの跡だけが残っています。

降ったばかりの雪が街頭に照らされて白い輝きとなっていました。

北西の空には星が見え、うっすらとたなびく雲の桃色がこれから降る雪を予感させます。

春なのだけれど春になりきれない、冷たく澄んだ早朝の空気がきりりと辺り一面に張り詰めていました。

そして、本日の新北の歌暦の掲句です。

今年は「さっぽろ雪まつり」に出かけられそうにないのですが、昨年は大通会場に足を運んできました。

その記憶がこの作品で蘇えります。

「雪像と一体となってゆくたのしさに、寒さを忘れたに違いない。」と解説にあり、なるほどと思いました。

今や冬の風物詩となっている一大イベントの「さっぽろ雪まつり」。

大雪を逆手に取ることで生まれた味わい深いイベントにどさんこ魂を見るのはワタクシだけでしょうか。

〈昨年の大通公園内の雪像〉

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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真冬日の野幌森林公園へ

2025-02-08 17:21:15 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-18.3℃、最高気温-0.7℃。

今日は最低気温-18.3℃と今年2番目の低さとなりました。

午後から野幌森林公園へ。

雪の上にエゾユキウサギの足跡が・・・。

いつ、走り回っていたのだろうなどと想像するのも楽しい事でした。

定点観察状態のエゾノバッコヤナギの芽は膨らんでいるのでしょうか、微妙です。

でも、春が近づいているのを持ち前のセンサーで感じ取りながら日々芽を膨らませていることでしょう。

さて、真冬日の本日でしたが、日が永くなり、春に近づいているのを感じます。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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道立図書館と百合が原公園へ

2025-02-07 19:53:38 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-10.1℃、最高気温0.4℃。

午前は北海道立図書館へ。

午後からは百合が原公園へ。

百合が原緑のセンター大温室にて彩り豊かな花々などを見てきました。

その後は外に出て、散策コースを一巡り。

ヒヨドリの元気なさえずりが人気のない公園にひときわ響き渡っていたのが印象に残っています。

百合が原公園緑のセンターで「ゆり根ドラ焼き」と近日発売になったという「純白ゆり根ようかん」を購入。

どちらも美味しかったのですが、特に「純白ゆり根ようかん」が初めて口にしたことも手伝って、後を引く味わい深さでした。

冬の百合が原公園は緑のセンター大温室で花などを眺め、外の散策コースを歩くなどして気分転換になり、良かったです。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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市立病院と野幌森林公園と

2025-02-06 18:23:37 | 日記

晴れ。最低気温-3.0℃、最高気温0.8℃。

病院内中庭の風景です。ナナカマドの紅い実に雪が乗り、井上靖さん曰く、「ナナカマドの紅い実のランプ」状態を留めていました。

98歳の義母の通院日でした。

家人の運転で8時半に病院へ。血液検査、レントゲン撮影、心電図検査を終えて、先ずは循環器科、次に整形外科をはしごすることに。

診察を終え、お薬をもらって、義母のお部屋へ戻ったのは11時過ぎでした。

さて、義母が心電図の検査を終えるまで、待機していた時のことです。

壁に貼られた川柳を見つけました。

5・7・5の並びはリズミカルで目をひき、頭にひびき、心をひきしめるものだなと。

伝統の技ともいうべき文化の底力を見た気がしました。

午後からは野幌森林公園へ。

バッコヤナギの芽がさらに膨らんでいた気がします。

日差しは時々射していたのですが、風は如月の冷たさでした。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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スズメと新北のうた暦と

2025-02-05 16:49:03 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温-3.6℃、最高気温0.5℃。

習い事の帰りにスズメを見かけました。

仲間のスズメたちが飛び去っても1羽のスズメが居残っています。

数分後にはこのスズメも飛んでいきましたが、何か事情があったのかと深読みしてしまいました。

ともあれ、この1羽のスズメを含めて、だれにも頼らず雪や寒さの中を生き抜くスズメたちです。

その姿をたいそう立派だとワタクシは思うのでした。

解説の冒頭に「雪国に暮らす私たちは、いやでも雪と付き合っていかねばならない。」とあります。

まったくもって、その通りです。

本日の新北のうた暦の掲句は雪国に住む者の覚悟を感じました。

如月は雪と寒さが極まる日々となるのが例年。

本年がどうなるのかは神のみぞ知ることで、雪を逆手に取った「札幌雪まつり」のように雪国ならではの楽しい事を編み出し、笑って過ごすのです。

ちなみに「 2025さっぽろ雪まつり」は2月4日(火)から2月11日(火・祝)まで開催されます。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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新北のうた暦に

2025-02-04 19:01:10 | 日記

晴れ。最低気温-2.7℃、最高気温3.9℃。

本日の新北のうた暦の掲歌です。

「如月の室内に広がる陽だまりに手を伸べている。」と解説に。

その陽だまりに触れるだけではなく、「春の先触れを捕まえようとして」いるのだと。

「差し入りて」がその実感をささえ、「能動的な語によって歌の表情が生き生きとする。」と解説は結ばれています。

ところで、当地は朝から晴れ間が広がり、掲歌のように窓から入る日差しが陽だまりとなっていました。

最高気温3.9℃はこの時期としては暖かく、雨だれの一部が滴(しずく)ではなく水道の蛇口から流れ出た水のように一直線になって落ちてきます。

 

今日は春が優しい顔を見せてくれましたが、明日はどうでしょうか。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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2025年・立春の日に

2025-02-03 18:56:36 | 日記

晴れ。最低気温-18.3℃、最高気温-3.5℃。

ばっこやなぎ

午後から野幌森林公園へ。

白樺などの木々は春のささやきを聞き逃さないように枝を精一杯空に向かって伸ばしているようでした。

ばっこやなぎの芽は少しふくらんできています。

立春の今日は大沢口からカツラコースを少し歩いてきました。

立春とは「黄道上の太陽の位置(太陽黄経)が春分を起点として315度になる日を」いうのだと解説にあります。

当地は最低気温氷点下18.3℃と冷え込んだ朝を迎えました。

北海道は立春と春の文字がつくからと言って、春らしくなるわけでは全くないのです。

例年、あまのじゃくな春は、優しい顔と冷たい顔を思い付きで見せながらやってきていました。

それでも、日ごとに明るさが増していく日差しを感じながら、植物も動物(人)も雪解けの春を待ち焦がれるのです。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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『絵本で知ろう二十四節気冬』と

2025-02-02 20:02:07 | 日記

雪時々曇り。最低気温-9.0℃、最高気温-1.6℃。

表紙をめくるとこのように書かれています。改めて、なるほどと思いました。


二十四節気ってなに?

二十四節気は、1年を春夏秋冬の4つの季節にわけ、さらにそれぞれ6等分にして、春分・夏至・立冬など、季節を表す言葉をつけたものです。農作業では季節を正確に知る必要があるので、正しく季節を把握する指標として二十節気が重宝されました。現在でも季節の節目を表わす言葉として使われています。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。


午後から北海度立図書館へ。

1階の絵本コーナーでは「ふゆとゆきの世界」と題して関連する絵本が展示されています。

その中から『絵本で知ろう二十四節気 冬』を手に取って、ページを繰ってきました。

今日は二十四節気の冬の季節で大寒、節分の日。

明日は立春で、暦の上でとはいえ、春。

解説に「待春」とは冬のさなかに春を待つ心を指すとあります。

この時期の心境を表わす言葉として最適だと思えます。

また、バターの固い質感は冷え切っている冬の状況を想起させ、「待春」を引き出しているのだと思いました。

「明日は立春を迎える」と解説は結ばれています

 

それでは今日はこの辺で。

春の始まりとなる明日が皆様にとって、良い1年の始まりとなりますように・・・・。

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北国諒星氏の講演と新北のうた暦と

2025-02-01 20:11:46 | 日記

晴れ。最低気温-7.4℃、最高気温-0.6℃。

14時から15時50分頃まで、北国諒星氏の講演「黒田清隆とお雇い外国人が躍動した時代」を伺ってきました。

江別市市民会館小ホールで行われたこの講演会には50名ほどが参加していたようです。

およそ2時間の講演が終了した後、表にでると、暮れかかった空にきれいな雲が広がっていました。

配布資料は写真や表などが取り入れられて見やすく、手元に置いて参考にしようと思います。

先ずは講演で語られたことを思い出しつつ、膨大な情報量が詰まった配布資料を読み返すことにしました。

そして、新北のうた暦の掲歌は二月最初の今日にふさわしい作品が取り上げられています。

「二月だけ日数が少ない理由を、春を待つ人々の期待によるものと解釈する感覚がユニーク」との解説になるほどと思いました。

二月だけ日数が少ないことの答えは「春を待つ皆の期待に応えたいから」と意表を突くもので、一見、飛躍しているかのようで説得力があり、素敵です。

 

それでは今日はこの辺で。

今日からの二月が素敵な月になりますように・・・・・・。

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卓上四季と新北のうた暦と

2025-01-31 20:13:42 | 日記

曇り時々雪。最低気温-2.0℃、最高気温1.8℃。

〈5時33分撮〉

昨夜からの雪も加わり、各家の前には雪山がでんと構え、例年の風景がよみがえってきました。

〈18時21分撮〉

午後から夕方にかけて、市の除雪作業が行われ、雪山を運び去ってくれました。

ひとまず、開放的な空間が戻り、ホッとしています。

本日の卓上四季は小惑星ベンヌから採取された岩石やちりなどの試料からデオキシリボ核酸やリボ核酸の材料「核酸塩基」5種すべてが含まれていたとする発見について述べられています。

この発見は地球上に生命が誕生したのは、「別の天体にあった物質が隕石や彗星で地球へ運ばれ、生命の根源になった」という学説を補強することになると。

でも、「それがなぜ、子孫を増やせる生命体になったのか」という難しい謎はまだ残っているとも。

そして、「直径500㍍のジャガイモみたいな星」の小惑星ベンヌから「家ほどの大きさしかない小惑星からやってきた星の王子さま」をイメージした筆者は、〈ほんとうのこと〉を追い求めた星の王子さまのように、これから「ベンヌをめぐる探求の先に生命の〈ほんとう〉が見つかるかもしれない。」とコラムを結んでいます。

「小惑星ベンヌ」に「星の王子さまの星」を重ねて綴られたコラムに美しい夢を見ているような気がしました。

 

確かに氷像は「腸のなき」像なのだとハッとさせられました。

透明感と彫刻の繊細さが目を引き、光の加減で色合いや輝きが異なるのも楽しみな氷像。

冷たさを背負っているのも氷像ならではの味わいだと思います。

 

さて、今日で1月はおしまいです。

あっという間でした。皆様はいかがだったでしょうか。

ともあれ、明日からの2月が皆様にとって良い月となりますように・・・・。

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小惑星に「生命の源」の記事

2025-01-30 16:29:38 | 日記

雪。最低気温-2.2℃、最高気温0.1℃。

〈小惑星に「生命の源」〉の記事が北海道新聞の一面に踊っていました。

北大チームが23年12月にNASAから試料提供を受けて分析に挑み、地球上の全ての生物の遺伝子(DNAなど)の情報を構成する「核酸塩基」全5種類を発見したとのこと。シトシン、グアニン、アデニン、チミン、ウラシルです。

北大研究チームは以前、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ2が、20年に小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った試料を分析した実績があり、この時は1種類(ウラシル)のみの発見だったそうです。

したがって、5種類全ての存在が確認されたのは初めてとのこと。

また、生物の体を構成するアミノ酸も検出され、生命の起源が宇宙からもたらされたとする説を裏付ける発見とみられています。

NASAの初期分析ではアミノ酸は全20種類中14種類が検出されました。

北海道大学低温科学研究所の大場康弘准教授(宇宙化学)の他に東北大、九州大など5機関の研究者で構成するチームが分析に当たり、この度の発見につなげたとのことです。

試料は、地球と火星の間の軌道を回る小惑星「ベンヌ」から地球に持ち帰った砂粒などの121g。アメリカNASAの探査機「オシリス・レックス」が2023年9月にベンヌから採取したものです。

なお、試料は地球の大気に触れずに宇宙から直接採取する「サンプルリターン」でとのこと。同様の手法で採取したのは05年の小惑星「いとかわ」、りゅうぐうに次いで3例目とも。

ベンヌは炭素で構成され、岩石で構成されている地球から分離した小惑星ではないかとされています。

大場准教授は「生命の活動に欠かせない遺伝子を構成する物質が豊富に見つかり、生命の起源は小惑星から運ばれたものとの説を裏付ける可能性がある。条件がそろえば地球外でも生命が誕生することを示唆している」と。

こうして、宇宙の不思議が科学的にひとつずつ明らかにされていくことで、人類の未来に何らかの希望が持てるような気がして嬉しく思いました。

そして、本日の新北のうた暦の掲句です。

この作品に詠われる雪のように、今日は朝から「雪みつみつと」降る天候です。

上の句に続けて「降るから言葉が重いのです」と。

解説にあるように心身が疲れ果てて口が重くなるということでしょうか。

しきりに降る雪の一片ずつの軽さと発する言葉の一言ずつの重さとが交差するイメージの印象深い句に思えました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・

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卓上四季から

2025-01-29 17:28:33 | 日記

曇りのち晴れのち雪。最低気温-8.4℃、最高気温0.8℃。

今日は午後から久しぶりに雪が降り、5㎝ほどの雪が積もりました。

冬将軍の采配に近くの公園も雪化粧をしています。

ベンチに積もった雪は明日までその席を独占するのでしょう。

本日の卓上四季では花の力が取り上げられています。

駅の片隅の生け花に心を慰められたことがあった筆者。

続いて、

阪神淡路大震災の折に加賀乙彦氏(作家・精神科医)が東京から神戸大で精神医療の指揮をとっていた中井久夫氏に支援を申し出た際のエピソードが語られます。

加賀氏は生花を持って現地入りしてほしいと頼まれ、段ボールいっぱいの花を携えて被災現地へ向かうことになったのです。

交通網は寸断され、鉄道やバスを乗り継いで届けることに。到着するとすぐに、チューリップなどの黄色の花々は各病棟に飾られました。

コラムは

「被災直後だから暖房は十分ではなかった。けれども花々は患者や医療スタッフのこころをあたため、勇気づける。花がもつ力であった。」と結ばれています。

飾られた黄色の花々は置かれた場所でただ咲くことに一所懸命だったのでしょう。

その姿を見ているだけで心が落ち着きを取り戻していくことの意味の深さを思いました。

心が折れそうなときの人はもろく、一見、か弱く見える花の秘めた力に慰められるということ。花の力の限りなさを改めて感じさせられたコラムでした。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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