三浦綾子記念文学館のパンフレットの中をのぞくと・・・・・・・。
「三浦文学を心の豊かな糧(かて)として、のちの世につたえていくことも目的」としていること。
また、三浦文学を新しい「人間主義の性格」をもったものと位置付け、それを「ひかりと愛といのち」という言葉でとらえ、この館のテーマにしていること。
三浦文学を支えているのは、「ひとはどのように生きたらいいのか」という問いかけであること。それを庶民の視点に立ち、人間への関心と卓越した観察力、そして、並ぶもののない作者の才能によって作品を生み出し、人々を導いていること。
などの事柄が写真入りで掲載されている。人間への関心を失わずに、観察力と物語る表現力をもって、心を揺さぶる数々の作品を生み出していった三浦綾子。人間への関心を持ち続けるということは、並大抵のことではないだろう。それは言葉を換えれば「愛」そのものと言えないだろうか。