透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

温泉

2013-03-14 20:47:33 | 日記

晴れ。最低気温、-5.9℃、最高気温-2.2℃。

久しぶりに町内にある温泉に出かけた。とろりとした湯船に手足を伸ばすと極楽この上ない。ここ十年の間に、温泉がどんどん好きになってきている。以前、朝方、腰を痛めて歩くのそろりそろりだった時、思い切って午前中に温泉に出かけたところ、嘘のように痛みが取れ、落ち込んでいた気分が一気に晴れやかになったことがあった。あの時が、温泉好きの決め手になったかと思う。豊臣秀吉も温泉好きだったらしい。先日はどこかの温泉で猿が湯につかっている場面が放映されていて、実にいい顔をしていた。人間も猿も同じらしい・・・・・・。

宮沢賢治も温泉との繋がりが深い。以前、岩手県花巻市の藤三旅館に宿泊したことがある。歴史ある風情が心惹かれる旅館だった。藤三旅館のHPには以下のような言葉もある。

 宮沢賢治も当家との遠戚関係からよく訪れました。童話「なめとこ山の熊」の中にも『腹の痛いのにも利けば傷もなおる。鉛の湯・・・・・』と、うたわれております。

                             

                               《2006年8月24日付藤三旅館》

 その「鉛の湯」を持つ藤三旅館の古風な風合いと落ち着いた雰囲気には、老舗の貫禄があった。館内の温泉に入り一息つき、露天風呂では山の緑とせせらぎと清涼な空気に包まれ何とも心地よかった。脳からはきっと大量のアルファ―波がでていただろう。至福のひとときだったことを思い出す。また訪ねてみたいものだ。 

                     

 

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