透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「田んぼアート」へ

2015-07-12 13:43:21 | 日記

晴れ。最低気温14.6℃、最高気温30・0℃。ついに江別市でも真夏日を記録しました。

今日は真夏日となった江別市から生田原町へ向かいました。途中、旭川市東鷹栖へ立ち寄りました。先日の北海道新聞に水田地帯の一画をキャンパスに見立てた「田んぼアート」が見ごろを迎えたとの記事が掲載されていたからです。この取組みは地元のたいせつ農協青年部などが中心の実行委が2006年に始めたもので、今年で10年目を迎えるとのことです。

縦40m、横170mの地に旭山動物園のホッキョクグマやペンギン、カバなどが描かれていました。画材は絵具ではなく、6色の稲というのがユニークです。緑、黄、紫、赤、白、オレンジの6色の稲を用いるのですが、緑、白、黄になる稲は苗の時はどれも緑なのだそうです。成長後に狙い通りの色目になるかどうか、楽しみでもあり、不安でもありという心境だったのではと想像してしまいました。会場には高さ8メートルの展望台がセットしてあるなど、来場者への配慮が感じられました。

全国にも「田んぼにアート」を取り組んでいる団体があり、7月9日には「全国田んぼにアートサミット」が道内では初めてこの鷹栖町で開かれ、18団体が集う予定ということでした。

農業を通して、こうした元気で創造的な取り組みが積み重ねられていることを知って、先行き不透明感が漂う食の将来が少し明るく思えました。

                   

                                      

                   

                   

                   

                     《べにあそび・紫稲・ななつぼし・あかねあそび・黄稲・ゆきあそび(左から順に)》

                   

                   

                                        《8mの展望台》

                   

                                 《会場内に展示されていたメッセージカード》

                   

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