雨時々曇り時々晴れ。最低気温9.1℃、最高気温13.3℃。
講演会「北海道産業を支えたニシン漁、石炭業」があり、参加してきました。講師は北海道博物館研究部・生活文化研究グループ学芸主査・学芸員の会田理人氏。
13時半から15時半まで、間に10分の休憩を挟んでの講演でした。資料として用意されていた「表」や1919年(大正8年)版の「小樽新聞」などを通してのお話は興味深かったです。
その小樽新聞の一部を。
6月1日付けでは祝津の出火で青山政吉所有の鰊粕所蔵納屋から出火との記事。この原因は青山方漁夫木村元吉(52)がタバコを吸い、その吸い殻が可燃質の付近にあった鰊油を含んだ藁等に燃え移ったようだが、引き続き取り調べ中とのこと。
また、続く6月21日付けの記事からは6月16日にこの年の青山家の鰊漁が終了したことが分かる。
講演が始まる前に、開拓の村を散策。市街地を馬車鉄道に沿って歩き、突き当りを左に折れて、漁村群の旧青山家漁家住宅を眺め、旧有島家住宅前等を通って講演会場の旧開拓使札幌本庁舎地下1階の講堂へ向かいました。
開拓の村は美しい紅葉の時は終えていましたが、今日も優しい時を刻んでいるように思えました。