温室はおとぎの世界

曇りのち雨。最低気温6.0℃、最高気温11.6℃。

昨日、北海道大学植物園内の一画にある温室を見学してきました。温室はＡ棟とＢ棟に分かれ、Ａ棟には、熱帯雨林室・シダ室・パイナップル科植物室・冷温室が、Ｂ棟には多肉植物室・ラン室があり、それぞれ世界各地の植物が集められていました。

温室内は南国ムードに満ちて、春のコートも要らないほどでした。涼しげに水上に咲く青色の花を見ながら、奥に進むとコエビソウという珍しい名前の花がありました。確かに色形がエビにそっくりで、世の中には面白い植物があるものだと感心してしまいました。

次に目に飛び込んできたのがハイビスカスで、花の大きさといい、色合いといい、華やかさは室内でも際立っていました。一方、実をつけた温州みかんもなかなかの存在感で、食べごろはいつなのか、この実は関係者みなさんで分け合うのだろうかなどと余計なことも思い浮かべてしまいました。

世界各国から集められ植物たちが、それぞれの育った国や運ばれてきたいきさつを物語り始めたとしたら、この温室は即おとぎの世界になるでしょう。そんなことを想像させる楽しい空間でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　             　　　　　《コエビソウ》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　            　    　　　《ハイビスカス》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                   　　　《ハイビスカス》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                    　　　　　《温州みかん》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                 　　《カリアンドラ　エマルギナタ》

                                         　   

「思わず誰かに話したくなる人体のはなし」講演

曇りのち晴れ。最低気温2.3℃、最高気温13.2℃。

札幌にて開催のかでる講座第1回目に参加してきました。今日の札幌は快晴で、気温も高めだったようですが、風は相変わらず冷たさが残るものでした。

今年度の「ほっかいどう学」かでる講座は12月まで、全10回の開催予定で、主催は北海道生涯学習会とのことです。初回の今日は、北海道新聞のコラムを担当されている、當瀬規嗣氏（札幌医科大学医学部教授）でした。定員140名となっていた教室は満席とのことで、穏やかながら熱気も感じられました。

「思わず誰かに話したくなる人体のはなし」ということで、13時40分頃から約1時間50分あまりにわたるお話でした。時に笑いを誘い、時にちまたに溢れている健康食品の既成概念を打ち砕く場面もあり、知的好奇心が呼び覚まされる瞬間が多く、楽しかったと「思わず誰かに話したくなる」講演でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《会場となったビルの玄関付近》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《講演前　820教室》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《當瀬規嗣氏》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《簡潔で美しい資料でした。》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《　化学式での説明も　》

 

クジャクチョウ

晴れ。最低気温－3.2℃、最高気温11.2℃。

今日も野幌森林公園中央線を歩く。ミズバショウの姿が青空に映えて美しい輪郭を現してきた。福寿草は光を集めているのか放っているのかどっちなのだろう。エゾエンゴサクは青空を映した瞳の色のようにも思えたし、ナニワズは花を咲かせていた。クジャクチョウがひらひら舞いながら行く手の道で羽根を休めていた。風は冷たかったが、のどかな昼下がりの散歩のひとときだった。空を見上げると木々の芽がふくらみ始めていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

エゾリス登場

晴れ。最低気温－0.5℃、最高気温12.2℃。

我家のエサ台には今のところ、ヒヨドリ、雀の他に3種類の鳥がやってきている。その3種類の鳥の名前はまだ分からないが、いずれ、それぞれの姿をアップしようと思っていたところ、予期せぬエゾリスの登場となった。ふわふわの尾が光を浴びて輝いていた。両手で何かをほおばっている様子が何とも愛らしい。やがて、地面に下りたち餌を探しているようだったが、近くの桜の木に移動した後、いずこかへ去って行った。

エゾリスとの出会いは一瞬だったが、こういう瞬間瞬間の記憶が織り込まれて明日に繋がるのだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

野幌森林公園記念塔口経由で

曇り時々晴れ。最低気温5.2℃、最高気温9.1℃。

　春の花が呼んでいるような気がして、雪が一部に残っているルートへ向かう。大沢口から瑞穂連絡線を通り、途中から記念塔口へ、そこからふれあいコースを通って、大沢口へ戻るコースだ。

　雪解けにより、いろいろな道が通れるようになってきた。どこのコースにしょうかと考えるのも楽しみなことで、今日も早春の息吹を味わいながらの散歩となった。

　　　　　　　　　　　　　　 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《人工林を見ていると、自然にとか、ランダムにということがどんなに難しいことかと考えさせられる。》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《分岐点ではどちらの道へ行こうかと迷う事が多い。》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　い

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

パイナップルの実

晴れ時々雨。最低気温－1.4℃、最高気温7.0℃。

先日、清里でＡＥＴをされていた方がお母さんとなって、4歳とまもなく2歳になる二人の子どもさんを連れて我家に遊びに来てくれました。今は恵庭市で姉妹都市交流の通訳をしたり、大学で講演をされているとのことです。お兄ちゃんも妹さんも日本語と英語を上手に使い分けていたので驚きました。しぜんに覚えたということで、羨ましい限りです。二階に行ったり、春の陽気に誘われて外に散歩に出たりとおかげで楽しいひとときとなりました。お兄ちゃんの方は我が家に育っているパイナップルを見て「へぇー」という顔をしていました。

そのパイナップルの今日の様子です。実の部分は約11ｃｍになっていました。実の上の冠芽は約30ｃｍです。

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

                           

                             　　　　　　　　　    《冠芽は実の上に冠のように見えるもので、約30ｃｍあります》

ふれあいコース

晴れ。最低気温－4.2℃、最高気温8.5℃。

今日は野幌森林公園ふれあいコースを回りました。雪に閉ざされていた期間中は、雪が深く奥まで行けなかったので、嬉しいこと限りなしです。途中、少しだけ雪の残っている所はあったものの、スニーカーが濡れることものなく歩くことができました。春の陽射しを受けてエルタテハが羽根を休めていました。青空にはふんわりした白い雲が浮かび、静かに時が流れているようでした。その空と自由に伸びる枝との造形が爽やかで美しいと思いました。

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

四月の雪

雪のち晴れ。最低気温－3.4℃、最高気温5.1℃。

朝、カーテンを開けると庭が雪で白くなっていて、玄関前の道路脇には雪が所々に残っていた。その後、風は冷たかったものの、日差しがもどってきて、雪はあっという間に消えていったのだった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《玄関前の様子　道路わきに残っている雪6:24撮影》

午前の遅い時間帯に野幌森林公園中央線を歩く。大沢口から2.5Ｋｍで折り返してきたが、ミズバショウが咲く水辺もあり、6年目にして2回目となるこのコースは曲がり角の向こうにどんな景色が広がっているのかわくわくしながら歩くことができた。いくつ歳を重ねようと、センス・オブ・ワンダーの気分を味わうときは足取りが軽くなるようだ。

そして、1922年4月8日の日付を持つ「春と修羅」という賢治さんの詩（心象スケッチ）には「心象のはひいろはがねから／あけびのつるはくもにからまり／のばらのやぶや腐食の湿地／いちめんのいちめんの諂曲模様・・・・・・・いかりのにがさまた青さ／四月の気層のひかりの底を／唾し　はぎしりゆききする／おれはひとりの修羅なのだ・・・」とある。

4月にこの森の湿地滞を歩くとき、「おれはひとりの修羅なのだ」とつぶやく賢治さんの姿を思い浮かべることがしばしばだ。季節が冬から春へと大きな動きを伴う月、年度が替わる変わり目の月、それが四月という月のもつ独特の気分を醸成するような気がする。その気分がこの詩にはよく表れていると思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｓｉｇａｔｕ　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《道しるべ》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《ミズバショウの花咲く水辺》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《ナニワズ》

網走流氷終日最早

曇りのち雪時々晴れ。最低気温－0.9℃、最高気温4.4℃。

夕方のＮＨＫニュースで網走流氷終日が網走は3月8日と史上最も早かったと報じていた。これは網走地方気象台によるもので、1946年の統計開始以来、平年より34日早く、昨年より53日早いという。同気象台によると理由は気温が平年より高めに推移したことと、海氷面積が記録的に小さかったためという。

網走に流氷が来るのは当たり前のことだと思っていたが、どうもそうではないらしい。流氷は地球規模の変動に左右されている。地球自体が揺れ動き、バランスを取りながら変容している乗り物だったのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

エゾエンゴサク咲く

雨のち晴れ。最低気温6.1℃、最高気温10.7℃。

朝方の雨は上がり、晴れ間が覗きだした午前。そして午後、野幌森林公園へ。エゾユズリハコースから大沢コースへと繋がる循環コースを歩きました。3月22日には雪がどっさりあったのに、今日は大沢コースの一部を除いて雪がなくなっていて嬉しい限りです。大沢コースでは、昨日写したエゾエンゴサクの花が咲いていました。エゾユズリハコースではミズバショウの他にザゼンソウ、福寿草の花を見ることができました。明日は雪の予報が出ているので、この春のひとときはつかの間のことかもしれません。今日という日が二度と巡りくることがないのであれば、良き日として記憶に残したいものです。

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《エゾエンゴサク　大沢コース14:08》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《ミズバショウ　エゾユズリハコース14:16》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《ザゼンソウ　エゾユズリハコース14:16》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《福寿草　エゾユズリハコース14:17》

ミズバショウの花

曇りのち雨。最低気温0.9℃、最高気温11.9℃。

日中は風が強く、車のドアをうっかりしていると持っていかれそうなくらいだった。風が収まってきた夕方、小雨に降られながら野幌森林公園大沢口付近まで散歩する。大沢口から見通せる限り雪がなくなっていたのには驚いた。いつもの場所まで足を運ぶとミズバショウはすっかりそれらしくなり、エゾエンゴサクも花を咲かせる日までもう一歩となっていた。

今年はこのままいくと早い段階で野草が花を咲かせそうな気がするのだが・・・・・・。

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《大沢口から見える道に雪なし　16:55》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《エゾエンゴサク　大沢コース16:57》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《ミズバショウ　大沢コース　16：58》

賢治学会会報第50号

晴れ。最低気温3.7℃、最高気温9.7℃。

「宮沢賢治学会イーハトーブセンター会報第50号●カッコウ」が届きました。新役員の方々が紹介されていました。2016年9月までの二年間、お世話になります。皆様、お忙しい中、ありがとうございます。また、沢賢治記念館が32年ぶりに展示をリニューアルしたとのチラシが同封されていました。是非、訪ねてみたいと思っております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

パイナップル

雨のち曇り。最低気温4.0℃、最高気温11.2℃。

朝から雨が降っていた。最近の天気予報は実によく当たるなと思う。でも、午後からは雨が小やみになった。パイナップルは順調に育っている。今日のパイナップルの姿を記録に残しておこう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

大沢口の今昔

晴れ。最低気温－3.2℃、最高気温11.2℃。

今年は雪が少なかったと近所の方々が話している。2月に江別に居なかったので、今一つ実感がなかったのだが、2012年の4月2日の大沢口の写真を見ると、なるほど今年は少ないと分かった。日にちは異なるが2013年、2014年の写真を見ても、今年の雪の少なさが際立つ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

   　《本日　2015年4月2日の大沢口》

                                           

                                          　　　　　　　                             《2012年4月2日の大沢口》

                                           

                                        　　　　　　                                 《2013年4月5日の大沢口》

                                          

                                            　　　　　                             《2014年4月6日の大沢口》

今年は早春の主役となる草花が顔をのぞかせ、花を咲かせる準備を整えている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                             　　《エゾエンゴサク　本日撮影》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                               　　《ミズバショウ　本日撮影》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                            　　《フッキソウ　本日撮影》

四月の野幌森林公園

晴れ。最低気温1.4℃、最高気温8.0℃。

四月です。野幌森林公園大沢口付近は雪がすっかり消え、エゾエンゴサクが小さな姿を現していました。雪の下で踏みしだかれながらも、じっと雪解けを待っていたのでしょう。水辺のミズバショウも丈を伸ばし、佇まいを整えつつあります。雪で閉ざされていたふれあいコースも通れるようになりました。

先日、美容師さんと、北海道で雪の降らない月はいつなのだろうねなどと話しているうちに、6月から9月までの4か月だけだねということになりました。5月の連休にも積雪となることが多く、10月には初雪が降り、ところによってはそのまま根雪になることもあるからです。今さらながらですが、4か月だけとは驚きでした。

だから、雪解けがこんなに待ち遠しく、春を待つ心は格別なのですね。さて、四月も今日から一歩一歩です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《雪がなくなった大沢口前》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《大沢口》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《ふれあいコースから》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《ふれあいコースを交流館へ向かって》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《途中まだ雪が残っていました》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《自然ふれあい交流館》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《積雪０》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《エゾエンゴサク現る》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《ミズバショウ成長中》