SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

逗子の引込み線

2009-04-21 | 鉄道・バス
日曜日は私一人で鎌倉の親戚宅へ向った。
子供の勉強机を2セットくれるというのだ。
オペル・ザフィーラは収容力が高いので、ひょっとすると1往復で
済むかもしれない。
ただし、私以外は乗れないだろう。
だから私一人。
ママと子供達はその間、映画を見に行った。


第三京浜は事故で、ほぼ通行止めであったので、
都筑ICで下り、三ツ沢に向う。
そこから首都高に乗り、三ツ沢線から狩場経由で横横道路へ行く。
珍しく一人で乗っていたので、「野獣王国」などのハードなフュージョンを
ガンガンかけていたら、朝比奈ICを通り過ぎてしまった。
逗子で降りて、南側から鎌倉へ向うことにする。
実は、時間的にはそれほど大差はない。

逗子駅手前を内陸側に入ると、私の好きな場所を通る。
県道を引込み線が横切るのだ。
遮断機の無い踏み切りの近くでクルマを降りる。




すぐ横を京急がオーバークロスする。

この引込み線は、米軍施設を通り、東急車輛製造を経て、最終的には京急に接続する。




この引込み線は、東急車輛製造が敷いたものではない。
元々は第1海軍技術廠支廠のために敷かれたが、戦後施設は米軍に接収され池子の米軍住宅に転用された。
トンネルも古いものだ。



勿論、今も使われている。
東急車輌で製造された各社の電車が、ディーゼル機関車に牽かれて、
ここを通るのだ。




トンネルの向こうをずっと歩いて行くことはできない。
米軍施設を通るので、車輌の出し入れ以外はゲートで閉じられている。




何はともあれ、この風情が気に入っている。
まるで昭和の風景に思える。
人が線路を歩き、滅多に通過しないレールは錆びている。
私が小さい頃は、あちらこちらにこういう引込み線があったのだ。
時には子供の遊び場になり、犬や猫の通路にもなっていた。
線路を歩いて、人の家に行かねばならないこともあったろう。
そんな風景がここには残っている。




家の庭先と線路が近いのが、たまらなく恋しいのである。


親戚宅で勉強机を2セット積み込んだ。
ザフィーラは、その2セットと椅子までもを簡単に収納してしまった。
帰宅後、子供達は大喜びだった。
レイアウト変更をして、引き出しの中身を移動する際、
子供達は、その中身の品をいちいち懐かしげに見ては「あの時はどうだった。」
なんてやっている。
まだ生まれて数年なのに、過去が懐かしいのだ。
まるで大人の引越しと同じようで笑ってしまった。



SONY α900、タムロンA09

コメント (10)
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