小山駅の両毛線のホームは高架下ではあるが、改札まで100mほど離れた場所にあり、
別の私鉄の駅のような独立した風情だ。
例えば大袈裟に言えば昔の仙石線のような感じか。
かなり多くの人が乗り換える。
大学生ぐらいの人も降りるが、白鴎大学の学生さんだろう。
駅構内にはたくさんのお店があり、便利だ。
もう夕方に近いが、ようやくコンビニで昼食を買えた。
水戸線発車までは約1時間もある。
水戸線で待っていたのはE501系交直両用通勤電車の5両編成。
それも第一編成だ。
デビュー時からしばらくはドレミファインバーターを鳴らして、
常磐線上野口に顔を出していた。
130km/h運転が可能でグリーン車もある広幅のE531系がデビューしてからE501系は
土浦以北のローカルと水戸線用に転用された。
今はインバーターもシーメンス製から東芝製に変更されて、ふつうの音になってしまった。
昔は水戸線も赤電が走っていた。
しかし感電しないんだよなあ。
水戸線のホームから見える白鷗大学。
キャンパスは小山の郊外にもある。
水戸線は両毛線と比べてずっとローカル色が強い。
電車は新しいが、ディーゼルが似合いそうなローカル線である。
なぜだか電化は早いのだが。
下館駅。
ここは関東鉄道常総線と真岡鉄道に接続している。
写真でも左側に緑系の真岡鉄道と、右側に常総線のDCが見えている。
沿線で最も大きい駅。
線路がいきなりくねっていたりする。
秋だなあ。
豆知識になるが、
小山駅だけ栃木県で、あとは茨城県だ。
また小山駅構内だけ直流であとは交流電化。
なので交直両用電車が必要だが、小山駅だけのためだ。
全線単線で高架区間は無い。
以前は両毛線で桐生まで直通する電車もあった。
昨年よりE531系も入線してる。
常磐線への近道で電化もされているので、以前より臨時電車も多く走っている。
真岡鉄道のSLが走ったこともあるし、貸し出しの際は小山へ回送されることもある。
だんだん夕方になって寂しくなってきたが、車内は逆に高校生でいっぱいだ。
元気な会話が飛び交って楽しい。
こういう高校生を見ると元気が出る。
その他に水戸線は鉄道ファンが多かったのに驚く。
両毛線は私以外には大学生ぐらいの若者が1名だったが、
水戸線はその同じ若者の他に年配者が4名で、私以外に5名居た。
なんで水戸線に5名も居たのかな??
犬がのんびり線路を横切っていた。
警笛を鳴らしブレーキをかける。
犬は大丈夫だった。
友部に到着すると多くの高校生は水戸方面のホームに(到着ホームと同じ。)、
若干は土浦方面のホームへ。
接続良く上野行き普通が来る。
勝手知ったる常磐線だが、E531系はスピードが速く、かなりの速度で土浦方面へ向かう。
石岡の海側は元はあの関東鉄道鉾田線のあった場所。
今はロータリーになっている。
寂しいけど。
元の姿が想像できないぐらい綺麗に整備されていた。
常磐線でも最も寂しい部類の高浜駅。
霞ヶ浦が近いのだ。
土浦駅。
ここで後部へ5輌の増結。
停車は10分。
おまけに連結時か、車内灯も消えて非常灯しか点らずに暗い。
京急とは雲泥の差だ。
なんで暗くなるのだろう?
取手駅にて。
常磐線120周年記念の快速電車。
こちらが先に発車。
常磐線から京浜東北線に乗り換えて、フィニッシュは大井町。
鈍行だけで、総距離は400キロ弱であった。
結構乗れるもんだ。
次はどこに行こうかな。
ローカル線の旅、鈍行の旅、クロスシートの旅は楽しい。
食料だけは早めに準備しておこうっと。
(おわり)
SONY α7Ⅱ、FE 3.5-5.6/28-70mm、AF4.5-5.6/75-300mm(LA-EA4経由)、50mm/F1.4