ヒトリ言。と、回顧録

些細な独り言。音楽と海外ドラマ好き。映画は時間があれば見たい。ブログは最近失速気味。

The War Horse

2014年08月21日 01時14分25秒 | Music/Movie
◆THE WAR HORSE@15/08/2014

観に行ってきた。
映画では感動薄かったので自分の感情の薄さを再認識してガッカリした記憶がある(笑)
なので、舞台を観てどう感じるのかちよっと心配だった。(映画の何倍も高いし(苦笑))
しかし!そんな心配は無用だった。
非常~~に良かった!!

あらすじは大きくは変わらないけど、人物の設定が少し違ったりしたのでそれに伴い多少の違いはあった。
それで受ける印象がこんな風に違うのかなぁ・・?と思ったけど、それだけではなく「舞台」という「生」の力なのかもしれぬ。とも思った。
(それとも・・・監督(映画の方)との相性というものなのか・・・・(汗))

舞台上の据え置きのセットは雲のように見えるスクリーンだけ。(ステージ上は基本フラット)
そこにデッサンっぽい絵がストーリーに合わせて流れていったりする。
時々、窓枠などは天井から降りてきたりするけれど、農場の柵やフランスに渡る船のデッキの手すりなどは人が持って出てきて設置せずに、持ったまま動き(だったり動かなかったり)で表現する。
道具に関しては最低限のもので表現する方法が良く考えられているなー。と思った。
(もしかしたら舞台では当たり前の演出なのかもしれないけど、普段、舞台は観ないので「なるほど~」と感心していた(笑))

舞台の広さもそんなに大きい訳ではない。先にも書いたけど据え置きのセットがある訳でもない。
だからこそなのか、その時々の背景にあるであろう荒れ果てた戦場や海原が自然と想像でき、ステージが何倍も大きく感じられたりしていた。

世界で初めての戦車(イギリス産)が登場した場面は違う意味でテンションがあがった。
(しかも、こういう感じで戦車を表現するんだ!と、またまた感心しきり・・・)
「騎馬隊」や「銃剣」の戦争ではなくなった。という歴史。
「機関銃」や「戦車」、「毒ガス」・・・人を殺す。ということがどんどん変わっていった第一次大戦。。


パペットにはそれぞれ操者の方がいらっしゃるので最初はその方々にも目が行ってしまうんだけども話が進むにつれ、目に入らなくなってくるところは凄い。
馬の耳の動きは感情表現の部分ということもあり、その動きがとても可愛く(笑)、耳と違って目は動かないんだけど、全体的な動きからまるで表情があるかのように見えてくる。
演者さんたちが、どうやったら彼らに命を吹き込めるか日々考え、彼らを大切に思っているのが伝わってくるようでした☆

そして、アヒルさんがとっても可愛い☆(笑) 映画でも笑えたけど(笑)
アヒルさんが家に入れてもらえず寸でで扉を閉められ(笑)扉に張り付いている後ろ姿は哀愁漂っていて可愛いかったな~(笑)
馬、アヒル、カラスなど、鳴き声もパペットの操者の方々がやられているのもちょっと感動!

なんでも「極める」というのはすごいなぁ。
昔、TVで見ていた人形劇なんかでも人形の表情は変わっていなくても動きの一つで表情まで変わって見えてくるのは凄いな。と思ったし。


パペットの動き、道具演出全て含めて楽しむことが出来ました!
素敵な時間をありがとうございました!
観に行って良かった!
Thank you very much for coming to Japan!



舞台で字幕を見る。というのが慣れていないので、時々字幕を捨てるかステージを捨てるか悩ましい時があった(笑)
あらすじは分かっているので、基本的には「字幕」を捨て・・・・
でも、全然知らないお話しだったら字幕・・・捨てられないよなー。。
なので、毎度毎度のことを思う。
「あー。。。。(略)」