ヒトリ言。と、回顧録

些細な独り言。音楽と海外ドラマ好き。映画は時間があれば見たい。ブログは最近失速気味。

DAY5 その3 Westminster~Tate Modern (旅の恥はかき捨て・・???)

2015年01月16日 18時12分47秒 | お出かけ
18:15頃にウェストミンスター大聖堂に到着。
やっぱりいいな。。。
再び中をゆっくり見てまわる。

そうこうしているうちに夜のミサが始まります。とアナウンス。
ビジターの方もそのまま居てもいいし、途中で出て行くことも可能。
というようなことを神父さんが説明していた。(多分)
途中で出てもいいのなら・・・
と、後ろの壁ぎわで邪魔にならないようにミサに参加。

英語は良く分からないけれど、平和な世の中であることを祈りましょう。
そう言っていたのは分かった。


ミサも終盤になり、ご聖体??を配る?(って言っていいのか?)方が場内をまわられていた。
私は信者ではないので頂かなかった。
その後すぐに受付にいた初老の女性の方がやってきて
「神はあなたと共に」
と私の両手を握っていった。
少し寒いこともあったけど、その方の手がとても温かく感じられて自分の中で不思議な感覚になった。

結局・・・最後までミサに参加。
無神論者であることは変わらないけれど、神聖な気持ちにはなる。
そして本当に思う。
世の中が平和であって欲しい。と・・・



ミサが終わり今回の旅行、最後の目的地に向かう。
Tate Modern
「Conflict, Time, Photography」
(知らなったんだけども19:30を過ぎると安くなるようで、少し安くなっていた)

写真展・・
行って良かった。。
中でも「Sophie Ristelhueber」さんという方の写真がとても良く・・・
「良い」という表現が良いのか悪いのか・・だけど・・
しばしこの方の空間で漂ってしまった。。

日本に帰ってきて調べてみたところ人物も撮っているようなんだけども、人物写真は無し。
全く人間の気配を感じない「戦争の痕」。(そこが個人的には良かった。)
Sophie Ristelhueberさんの動画が1月下旬にあがっていたので追加。
この動画は・・嬉しい。。。


アフガニスタンの砂漠に置きざりにされた戦車や武器たち。
彼らを見ていたら・・涙が出てきてしまった。

遠い地に連れて来られ
人間とともに戦い
ともに傷つき
人間を守っていた戦車たち。
しかし戦いが終わると彼らはそこに置き去りにされた。
遠い地に。

彼らは何のためにここに連れて来られたのか。。
彼らは何のためにともに戦ったのか。

彼らの亡骸があまりにも寂しげで、「ごめんね。」と声をかけてしまいそうだった。


ミュージアムショップで写真集とポストカードを探したけど、一番手元に欲しかった写真はどちらにもなかった。。
ネットで探しても一番手元に置きたかった彼の写真は見つからなかった。。


この写真展では広島の写真もあり(土門拳さんの写真もあった)、20代半ばくらいの女性がキャプションを読みながら泣いているのを見て、ちょっともらい泣きしてしまいそうに・・。そして、その彼女をムギュっとしたくなってしまった。(英語が話せないので、態度で示そう。みたいなところでしょうか。。)


こちらのエキシビジョンもすっかり長居・・・
ミュージアムショップを覗いていたら、とてもお腹が空いていることを思い出した。
ちょうどカフェもあり、子供用と思われる小さめのサンドウィッチがあったのでサンドウィッチとオレンジジュースをこの展示会を振り返りながら頂いた。

帰り道。
彼女の写真から気持ちが抜けきれず、テムズ河沿いをのんびり歩く。

聖ポール大聖堂(St Paul's Cathedral)が、とても綺麗だった。


橋もライトアップ。





Blackfriars橋を通って駅へ向かう。
セント・ボール大聖堂を見ながらブラブラと歩いていたら途中で声をかけられた。
「すみません。さきほどテートモダンの写真展にいましたよね?」と。
「ごめんなさい!英語は苦手なのです。。」と、答えたところ
「数年前に数か月、日本で子供たちに英語を教えていたことがあるので大丈夫ですよ」とのこと。(多分)(でも日本語は話せないらしい)
英語の先生の経験を生かしてなのか、英語が苦手と言ったのでシンプルな英語で話してくださった。

しかし・・こちらの返答は更に「単語の羅列」というシンプルさ・・・(汗)
駅までご一緒したけど、ボキャブラリーが無さすぎて写真展のことをちゃんと伝えられず残念だった。凄く良い写真展だったのに。。

駅の入口に着いた際、「This is My Business Card」とカードを出された。(色つきの綺麗なデザインのもの)
こちらはすっかり電車に乗ることで頭がいっぱいで「I have my Oyster Card! So,I'm OK!」とオイスターカードを見せながら笑みで返答・・
するとその方は笑いながら「No no!(笑)、It's my Business Card! HAHAHA(笑))」

(・・・はっっ・・・・!
ビジネスカードだよ!名刺のことだよ!!名刺!・・・(汗)(汗)
(OMG!!!))

ビジネスカードが「名刺」だということに頭が行かず・・・
Business Cardという種類の電車用のカードがあるのかと勘違いしてしまった。。(恥)
(言い訳:色とデザインが綺麗で名刺には見えなかったんだものー!(笑))

「ごめんなさい!名刺ですね!!私は今、名刺を持っていません。。」(旅行だからねー)
「大丈夫です。いいんですよ(笑)。明日帰ってしまうのは残念ですね。気を付けて帰ってくださいね(笑)」←まだちょっと笑ってる←そりゃそうだろう
その方はタクシーで帰られるそうなので駅にて「ありがとう」と握手をして別れた。


駅のホームで電車を待つ間・・情けないやら恥ずかしいやら可笑しいやらでホームの隅で落胆しながらも笑いを堪えるのに必死だった。
自分のアホさが寒さと共に身に染みたロンドン最後の夜であった。。。

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