セカイイチとの出会いは「石コロブ」だったんだけど
今回のこのand10にはこの曲は入っていなかった。
参加ボーカリストたちが選ばなかったのか
それとも選曲になかったのか
どこかのインタビューとかを読んだらわかるのかもしれないけれど
それがちょっと寂しかった。
私にはその出会いから今の間にとてつもなく時間のブランクがあって
セカイイチと真正面に向き合えるようになったのはここ数年のことだ。
だから過去の持っていなかったCDを買い集め
そのブランクを埋めるかのように過去の知らない曲を聴きまくった。
でも、ライブに行くチャンスはなかなかなくて
ボーカルの岩崎慧さんのソロライブやイベントに
参加することで少しでも追いつこうとしていた。
やっと来月の3月2日の大阪でのライブに行けることになって
「やっとだ!」って喜んでいたのだけれども
それがオリジナルメンバーで見るラストになるっていうのは
本当に残念でならない。
つい昨日のことだ。
ベースの泉健太郎さんが3月いっぱいでセカイイチをご卒業になるという事を知る。
私は脱退という言葉が好きじゃないので、あえての卒業という言葉に変えさせてもらってる。
10周年をひとつのひとくくりとして終えるのか
10周年をひとつのステップとして次のステップへ向かうのか
解釈はいろいろなんだろう。
泉さんは「音楽も大事だけれどそれ以上に家族を大切にしたい。」というような思いを
綴られていた。
音楽を最初は衝動や自己表現と考えていたとしても
人は10年も経つといろいろな環境の中で変化していくものだと
自分を振り返って感じる。
家族、特に子どもっていうのは授かってみて、自分が初めて命にかえても
守らねばならない存在だということを思い知らされるだろう。
そして、自分がこの世で一番会いたかった存在だということがわかるだろう。
そんな子どもたちといっしょになるべくいたいという泉さんの
気持ちがわかる気もする。
ただ、ミュージシャンだけではなく、ふつうの仕事においても
お父さんというのは仕事に追われて、なかなかゆっくりと
いっしょに子どもといられるわけではない。
だから音楽をやっているから家族といっしょにいられないという
わけではないと思う。
だからこそ、この決断には私たちの計り知れない彼と家族の
大事なことによるものなのだろうと思うので、彼の卒業を
温かく見守って、またいつか戻ってきてくれるかもしれない日のために
セカイイチを応援していくしかないと思っている。
*****************************************************************
さて、この話は突然だったのでこうして先に綴ったのですが
このアルバム「and 10」についてずっと書こうと思っていました。
タイミングがタイミングであったので
最初に書こうと思っていたのとちょっと解釈が変わっちゃうかもしれないけれど
この素敵なアルバムについて自分なりに感じたことを書こうと思います。
このアルバムはベストアルバムとトリビュートアルバムが合わさったような
アルバムのような気がします。
10年間の中のベストな曲にゲストボーカルが参加して慧さんと
歌うんだけれど、それがとてもゴージャスなのです。
全曲書くと大変なので
まずは私が大好きなGrapevineの田中さんと歌う「あかり」
この歌も大好きだし、田中さんも大好き。
ゆえにどれだけ鳥肌ものか想像して下さい。
ちなみに私が妄想の中で
結婚したいベスト3をあえてあげるなら
(別にどうでもいいことだけど)
1位 田中和将(GRAPEVINE)
2位 ホリエアツシ(ストレイテナー)
3位 チバユウスケ(the Birthday)
となります。まあ皆さんご結婚されているだろうし
(ホリエさんはまだかな?)妄想に他ならないので
あしからず。
いつも大好きという細美さんは?
栄喜さんは?って思うでしょうが
彼らはそういうジャンルを超えている存在なのです。
ゆえに岩崎慧さんと田中さんがいっしょに歌うなんて
ほんと夢のよう。
田中さんが歌うとそこはやっぱりバインの香りがほのかに
するのだけれど、今回全体的に感じたのは
セカイイチというバンドのサウンドの濃厚さ。
今までトリビュートアルバムでthe pillowsのとか
イエモンのとかLOW IQのとか聴いてても
それぞれカバーするバンドとかのカラーが出ていて
みんな自分たちのものにして名曲をカバーしてたのに
今回はゲストボーカルはそのポジションに徹していて
あくまでセカイイチなのです。
たぶん演奏がセカイイチだからなのでしょう。
でも、それぞれのボーカリストが選んだ曲が
それぞれの個性にぴったりで驚きました。
OKAMOTO'Sのオカモトショウさんの
RAIN/THAT? SOMETHINGも彼らしいし
THE BACK HORNの山田将司さんの
虹も彼だな~って思うし
ニューカマーを歌ったジュンスカの宮田さんは
ほんと「これでしょ!」って感じでした。
意外な感じで驚いたのはチャゲ&アスカのチャゲさんが
歌うKids Are Alright
これは最初チャゲさんと思えなかったです。
歌い方が独特で、これはちょっとセカイイチのイメージを
変える感じがありました。どこかヴィジュアル系のボーカルの
香りがしたけれど、チャゲさんってこういう歌い方だったのでしょうか?
チャゲ&アスカでしか聞いたことないので。
慧さんとのかけあいが、まるで父と子のようで素敵でした。
プレゼントは私の大好きな小南泰葉ちゃんが歌っていて
これは女性ボーカルだったからか泰葉ちゃんらしさの出ていた曲に
なっていました。彼女にはまさにぴったりの曲。
バンドマンは怒髪天の増子さんが歌われてましたが、
これを歌う人は増子さんしかいないと思いました。
実績や歴史や音楽への愛が溢れていて
素晴らしかったです。
最後に入っていたセカイイチのメンバーだけの歌
「真ん中の歌」
♪諦めと希望の真ん中を歩いたまま
全てを心のままに 解き放ってやろう
この部分がとても響きました。
このアルバムで今までの10年間の彼らの歴史がそこに浮き上がって
そしてなぜか過去の曲は今のメンバーを元気づける歌のようにも聞こえてきます。
あかりの歌詞にこういうのがあります。
♪僕らの旅立つ景色に 君が見とれてしまわないよう
君んとこまで迎えにゆくんだぜ
虹の歌詞には
♪あぁ 君とまたうまく笑い合いたいな
鳴り止まない歌声は 君の心にあるのさ
があって
ふりだしの歌には
♪ふりだしに戻る その場所は空(くう)
空(から)と書いて空(そら)になって 全てを思い出して
と
これらが泉さんへのメッセージのようにも
ついつい聞こえてしまいました。
これから先もセカイイチはずっと続いて行くと信じています。
泉さんが卒業しても、泉さんの場所はずっとそこにあります。
そして
バンドマンの歌のように
セカイイチのみなさんには言いたいです。
♪お願い ひとりぼっちの夜を支えてくれた歌聴かせてよ
って。
このフレーズはありとあらゆる曲たちに捧げたいです。
ひとりぼっちの夜ほど
歌は心を暖めてくれます。
慧さんはソロで歌うときもいつもセカイイチのことを
お話されます。彼はバンドを心から愛しているのだと
本当にいつも感じています。
だからこそ、これからも泉さんがそこにいなくても
彼は永遠に泉さんのベースの音を心に響かせながら
音楽の旅を続けるのだと信じています。
最後にここには入ってなかった
「石コロブ」の歌詞を
♪サイフは捨てて ギターを握って 自分のために今日は歌おう
過去の歌が未来の自分をきっと支えてくれるはず。
ミュージシャンは本当の本当は未来の自分への希望や光を
歌い続けているのかもしれないですね。
そして、それを聴く私たちは同時に自分の未来の希望や光を
探す道しるべとしてそれを受け取っているのかもしれません。
セカイイチのみなさん!
10周年おめでとうございます☆
とこしえに愛すべき音楽を!
今回のこのand10にはこの曲は入っていなかった。
参加ボーカリストたちが選ばなかったのか
それとも選曲になかったのか
どこかのインタビューとかを読んだらわかるのかもしれないけれど
それがちょっと寂しかった。
私にはその出会いから今の間にとてつもなく時間のブランクがあって
セカイイチと真正面に向き合えるようになったのはここ数年のことだ。
だから過去の持っていなかったCDを買い集め
そのブランクを埋めるかのように過去の知らない曲を聴きまくった。
でも、ライブに行くチャンスはなかなかなくて
ボーカルの岩崎慧さんのソロライブやイベントに
参加することで少しでも追いつこうとしていた。
やっと来月の3月2日の大阪でのライブに行けることになって
「やっとだ!」って喜んでいたのだけれども
それがオリジナルメンバーで見るラストになるっていうのは
本当に残念でならない。
つい昨日のことだ。
ベースの泉健太郎さんが3月いっぱいでセカイイチをご卒業になるという事を知る。
私は脱退という言葉が好きじゃないので、あえての卒業という言葉に変えさせてもらってる。
10周年をひとつのひとくくりとして終えるのか
10周年をひとつのステップとして次のステップへ向かうのか
解釈はいろいろなんだろう。
泉さんは「音楽も大事だけれどそれ以上に家族を大切にしたい。」というような思いを
綴られていた。
音楽を最初は衝動や自己表現と考えていたとしても
人は10年も経つといろいろな環境の中で変化していくものだと
自分を振り返って感じる。
家族、特に子どもっていうのは授かってみて、自分が初めて命にかえても
守らねばならない存在だということを思い知らされるだろう。
そして、自分がこの世で一番会いたかった存在だということがわかるだろう。
そんな子どもたちといっしょになるべくいたいという泉さんの
気持ちがわかる気もする。
ただ、ミュージシャンだけではなく、ふつうの仕事においても
お父さんというのは仕事に追われて、なかなかゆっくりと
いっしょに子どもといられるわけではない。
だから音楽をやっているから家族といっしょにいられないという
わけではないと思う。
だからこそ、この決断には私たちの計り知れない彼と家族の
大事なことによるものなのだろうと思うので、彼の卒業を
温かく見守って、またいつか戻ってきてくれるかもしれない日のために
セカイイチを応援していくしかないと思っている。
*****************************************************************
さて、この話は突然だったのでこうして先に綴ったのですが
このアルバム「and 10」についてずっと書こうと思っていました。
タイミングがタイミングであったので
最初に書こうと思っていたのとちょっと解釈が変わっちゃうかもしれないけれど
この素敵なアルバムについて自分なりに感じたことを書こうと思います。
このアルバムはベストアルバムとトリビュートアルバムが合わさったような
アルバムのような気がします。
10年間の中のベストな曲にゲストボーカルが参加して慧さんと
歌うんだけれど、それがとてもゴージャスなのです。
全曲書くと大変なので
まずは私が大好きなGrapevineの田中さんと歌う「あかり」
この歌も大好きだし、田中さんも大好き。
ゆえにどれだけ鳥肌ものか想像して下さい。
ちなみに私が妄想の中で
結婚したいベスト3をあえてあげるなら
(別にどうでもいいことだけど)
1位 田中和将(GRAPEVINE)
2位 ホリエアツシ(ストレイテナー)
3位 チバユウスケ(the Birthday)
となります。まあ皆さんご結婚されているだろうし
(ホリエさんはまだかな?)妄想に他ならないので
あしからず。
いつも大好きという細美さんは?
栄喜さんは?って思うでしょうが
彼らはそういうジャンルを超えている存在なのです。
ゆえに岩崎慧さんと田中さんがいっしょに歌うなんて
ほんと夢のよう。
田中さんが歌うとそこはやっぱりバインの香りがほのかに
するのだけれど、今回全体的に感じたのは
セカイイチというバンドのサウンドの濃厚さ。
今までトリビュートアルバムでthe pillowsのとか
イエモンのとかLOW IQのとか聴いてても
それぞれカバーするバンドとかのカラーが出ていて
みんな自分たちのものにして名曲をカバーしてたのに
今回はゲストボーカルはそのポジションに徹していて
あくまでセカイイチなのです。
たぶん演奏がセカイイチだからなのでしょう。
でも、それぞれのボーカリストが選んだ曲が
それぞれの個性にぴったりで驚きました。
OKAMOTO'Sのオカモトショウさんの
RAIN/THAT? SOMETHINGも彼らしいし
THE BACK HORNの山田将司さんの
虹も彼だな~って思うし
ニューカマーを歌ったジュンスカの宮田さんは
ほんと「これでしょ!」って感じでした。
意外な感じで驚いたのはチャゲ&アスカのチャゲさんが
歌うKids Are Alright
これは最初チャゲさんと思えなかったです。
歌い方が独特で、これはちょっとセカイイチのイメージを
変える感じがありました。どこかヴィジュアル系のボーカルの
香りがしたけれど、チャゲさんってこういう歌い方だったのでしょうか?
チャゲ&アスカでしか聞いたことないので。
慧さんとのかけあいが、まるで父と子のようで素敵でした。
プレゼントは私の大好きな小南泰葉ちゃんが歌っていて
これは女性ボーカルだったからか泰葉ちゃんらしさの出ていた曲に
なっていました。彼女にはまさにぴったりの曲。
バンドマンは怒髪天の増子さんが歌われてましたが、
これを歌う人は増子さんしかいないと思いました。
実績や歴史や音楽への愛が溢れていて
素晴らしかったです。
最後に入っていたセカイイチのメンバーだけの歌
「真ん中の歌」
♪諦めと希望の真ん中を歩いたまま
全てを心のままに 解き放ってやろう
この部分がとても響きました。
このアルバムで今までの10年間の彼らの歴史がそこに浮き上がって
そしてなぜか過去の曲は今のメンバーを元気づける歌のようにも聞こえてきます。
あかりの歌詞にこういうのがあります。
♪僕らの旅立つ景色に 君が見とれてしまわないよう
君んとこまで迎えにゆくんだぜ
虹の歌詞には
♪あぁ 君とまたうまく笑い合いたいな
鳴り止まない歌声は 君の心にあるのさ
があって
ふりだしの歌には
♪ふりだしに戻る その場所は空(くう)
空(から)と書いて空(そら)になって 全てを思い出して
と
これらが泉さんへのメッセージのようにも
ついつい聞こえてしまいました。
これから先もセカイイチはずっと続いて行くと信じています。
泉さんが卒業しても、泉さんの場所はずっとそこにあります。
そして
バンドマンの歌のように
セカイイチのみなさんには言いたいです。
♪お願い ひとりぼっちの夜を支えてくれた歌聴かせてよ
って。
このフレーズはありとあらゆる曲たちに捧げたいです。
ひとりぼっちの夜ほど
歌は心を暖めてくれます。
慧さんはソロで歌うときもいつもセカイイチのことを
お話されます。彼はバンドを心から愛しているのだと
本当にいつも感じています。
だからこそ、これからも泉さんがそこにいなくても
彼は永遠に泉さんのベースの音を心に響かせながら
音楽の旅を続けるのだと信じています。
最後にここには入ってなかった
「石コロブ」の歌詞を
♪サイフは捨てて ギターを握って 自分のために今日は歌おう
過去の歌が未来の自分をきっと支えてくれるはず。
ミュージシャンは本当の本当は未来の自分への希望や光を
歌い続けているのかもしれないですね。
そして、それを聴く私たちは同時に自分の未来の希望や光を
探す道しるべとしてそれを受け取っているのかもしれません。
セカイイチのみなさん!
10周年おめでとうございます☆
とこしえに愛すべき音楽を!
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