降り立った空港は早朝4時過ぎでまだ辺りは真っ暗闇。
同じ飛行機から降りた日本の個人旅行者は市内向けのバスが出るまでベンチで休んでいる。
私たちは何か無駄に元気で思いスーツケースをゴロゴロ引きながら空港をあっちこっちと歩き回ってみる。
一時間もうろついていると外がうすぼんやりと明るくなって来た。
時計を見ると6時10分前だ、危うく始発のバスに乗り遅れるとこだった。
今回の宿はバスの終点・オペラ座から歩いて3分の場所にある。
宿に着いたのはまだ7時前なので荷物を預かってもらい観光へ出発する。
しかし真夏日の日本から着いたパリはまるで4月上旬の寒さ、おまけに今にも降り出しそうな曇天に気分が沈んでくる。
実は出発前にyahoo世界天気予報で週間天気を調べたら東京とあまり気温が変わらないようだったので私は長袖の服を持って来なかったのだ。
いやはやどうしましょうかね~~。
取りあえず7分袖のチュニックと日除けに持ってきた地肌が透けて見えるほど薄いジャケットを着込んで出かけることにした。
「うッ、さぶいよ~!」
地下鉄を乗り継ぎやって来たのはエッフェル塔。
お空が暗くて残念!
塔の左奥足の先にある駅から近郊線に乗ってヴェルサイユに行きましょう。
エッフェル塔から乗ったこともあり20分でヴェルサイユ・リブ・ゴーシュ駅に到着。
ここからは10分も歩けば宮殿に着く。
日本で「パリ・ミュージアム・パス」を用意していたのでチケットを買う長い列に並ぶ事無く入場できた。
まるで水戸黄門の印籠のよう、買っておいて良かった!!
相変わらずヴェルサイユ宮殿の人気は凄い。
朝っぱらからとんでもない賑わいを見せている。
(ヴェルサイユ宮殿の中は
2年前の記事を見てください。)
人混みの宮殿を出て噴水の遥か先、池の右手奥にある大・小トリアノンを目指して歩きます。
2年前は暑さと歩き過ぎでへばってしまいプチトランで一回りしただけだったので今回はアントワネットの離宮、トリアノンを楽しみにしていた。
ゆっく20分も歩くとトリアノンに着きました。
庭に出ると白いバラが咲いていました、これぞまさに「ヴェルサイユのバラ(ベルサイユのばら)」ですね。
香りが強く写真を撮っている間だけで酔いそうなほどです。
実は大トリアノンで不覚にも足を攣ってしまい痛みが激しくてトリアノンの記憶が余り無いんです。
これと一つ前の写真は小トリアノンで撮ったもの。
この写真は「背面ぼかしコントロール」機能で撮ってみました。
初めてにしては感じ良く撮れました。
トリアノンをたっぷり楽しんだ後は足が痛むのでトラムに乗って宮殿へ。
威風堂々とした宮殿に別れを告げ朝来た駅へ戻ります。