国鉄 信越本線 の 碓氷峠、横川-軽井沢間 の旧線( 通称:碓氷線 )の アプト式区間で使われていた ラックレール です。 実物は7mありますが、3山分だけ保存しています。
栃木県日光市の あしおトロッコ館(古河足尾歴史館内)に収蔵しています。
3本のラックレールが線路の中央に設置され、機関車の車軸の歯車とかみ合います。 3本のラックレールを少しずつずらして置くことで、滑らかに歯車とかみ合います。
荷がかかるので、右側が変形・摩耗しています。 つまり、右側が軽井沢寄りになります。 歯の左側は摩耗した分を溶接で肉盛りした様な形跡が見られます。
アプト式鉄道では、機関車は必ず坂道の下側に連結します。 万が一、連結器が外れた場合の、客貨車の逸走防止対策です。
碓氷第三橋梁( 通称:めがね橋 )です。 現在は遊歩道になっており、上を歩けるようになっています。
めがね橋の南側に 短いラックレールが突き刺さったのが見えます。 かつてこの上に 直径10cm程の鉄パイプが載っていました。 軽井沢駅と横川駅の間は線路に沿って パイプライン が埋設されていました。
アプト式区間は輸送重量に制限がありました。 当時、日本海側と首都を結ぶ鉄道は 信越本線しか無く、物資輸送がとどこおっていました。
新潟県で産出した石油は軽井沢駅まで貨車で運び、パイプラインの自然落下で横川駅まで流し、再び貨車に載せて運搬していました。
ここで使った鉄パイプは、ドイツ製の シームレスパイプ です。 標高差500m以上の条件下では、日本製の 電縫菅 では強度が持たなかったのでしょう。。。
栃木県日光市の あしおトロッコ館(古河足尾歴史館内)に収蔵しています。
3本のラックレールが線路の中央に設置され、機関車の車軸の歯車とかみ合います。 3本のラックレールを少しずつずらして置くことで、滑らかに歯車とかみ合います。
荷がかかるので、右側が変形・摩耗しています。 つまり、右側が軽井沢寄りになります。 歯の左側は摩耗した分を溶接で肉盛りした様な形跡が見られます。
アプト式鉄道では、機関車は必ず坂道の下側に連結します。 万が一、連結器が外れた場合の、客貨車の逸走防止対策です。
碓氷第三橋梁( 通称:めがね橋 )です。 現在は遊歩道になっており、上を歩けるようになっています。
めがね橋の南側に 短いラックレールが突き刺さったのが見えます。 かつてこの上に 直径10cm程の鉄パイプが載っていました。 軽井沢駅と横川駅の間は線路に沿って パイプライン が埋設されていました。
アプト式区間は輸送重量に制限がありました。 当時、日本海側と首都を結ぶ鉄道は 信越本線しか無く、物資輸送がとどこおっていました。
新潟県で産出した石油は軽井沢駅まで貨車で運び、パイプラインの自然落下で横川駅まで流し、再び貨車に載せて運搬していました。
ここで使った鉄パイプは、ドイツ製の シームレスパイプ です。 標高差500m以上の条件下では、日本製の 電縫菅 では強度が持たなかったのでしょう。。。
参考資料:新潟県内の石油関連施設