「カルミナ・ブラーナ」の練習後「メサイア」の練習だった。
メサイアの指導者は、日本人は浅い音になりがちだということをこういうふうに
説明してくれた。
外国の人は、肉食なので、奥歯をよく使う。
なので、自然に深い音色を楽にだすことができる。
つまり歌に適している。それに、もともと外国の曲なので、外国人向きに作られている。
奥歯をあまり使わない日本人は、深い音をだそうとするときは、意識する必要がある。
口をすぼめたり、縦型に口を開けることで、深い音になる。
日本の音楽指導は言葉をはっきりとよく言われる。
児童合唱の歌い方などをみると、横に広げたり、縦に大きく開けたり、口先にも神経を使う。
発声練習に、早口言葉や、唇の動きにも重視しているのがわかる。
しかし、大人の合唱、外国の歌の場合は、横に広げると、幼い声となり、深い音色にならない。
「あ」「い」「う」「え」「お」でも、口の形を変えないように、音色を変えないようにと指導される。
深い音、響く声を出すように心掛けていくことが要求される。