某新聞社のサイトで「ルポ2011」というのがあった。
色々な問題についてのルポが、集まっていた。
その中に、虐待死問題もあった。
まだ若い夫婦の幼い子どもが虐待を受けて死んだ。
暴行した父親は、傷害致死罪で懲役を受け、服役。
刑期を終え、散らばっていた家族がそれぞれ、施設などの生活のなかで、温かい愛情に
触れ、日々の暮らしのなかで、支えられて、成長していった。
明るい笑顔のあふれる、家庭が蘇った。
虐待は罪。
暴行を受けたこどもは、人前に出ることも、笑顔を振りまくことも、もう、出来ない。
遺影となった小さな写真の笑顔が、再出発の家族を見守っている。
傷を負い、辛酸をなめた家族は、人々の助けを借りて、気持ちの整理をしながら、これから
手を合わせて生きて行く。
このさき、この家族はどうなっていくのかは、わからない。
せめて、起きてしまった悲劇が、家族の将来の礎となり、これからも支えとなっってくれることを願う。
ルポでたくさんの人の目に触れることで、悲劇の減少。
悲劇のストップがかかれば、とも思う。