読み応え、見応えがある。
名画がすべてカラーで、解説では該当部分がアップしてあるので、分かりやすかった。
画家の解釈による表現の違い、描かれ方のなかの約束事が、結びつきを感じた。
音楽もだが、絵画も宗教と深い結びつきがあったことを、改めて感じた。
監修者は、大学院の神学研究科修了ということだったが、
「幼児天使」の記述が何箇所かあるのが気になった。
某菓子メーカーにエンジェルと称されている小さな子どもは、本来天使ではないときいたことがあった。
wikipediaによると、天使も変遷したようで、天使と呼ぶようになったよう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%BD%BF
福音書の著者による記述の違いが、面白かった。
「天地創造」から「最後の晩餐」まで一冊でわかる
名画と聖書 107の名画とともに聖書のストーリーを解説
船木弘毅 監修
成美堂出版