アメリカの昔話に、「おばあさんの時計」というのがあるそうな。
寝る前には時計を止め、朝起きてから再び時計を動かしていることに気づいた息子の
妻がおばあさんに尋ねると、「時計の歯車がすり減らないように」と答えたとか。
その答えに対して、『このおばあさん、本当にけちですね。おしまい』と締めくくられている。
昔話は、教訓とか、戒めだったりすることが多い。
ほほえましい話も結構あるが、時折、こうした、好感の持てないような終わり方のものがある。
童話には、結構残酷だったり、恐ろしい結末だったりするのがある。
童話や昔話は、賢い教えや、納得できる、訓えであって欲しいと思う。