通常では、知りえない世界の話というのは興味深い。
身近な存在の人がいる世界ならなおさら。
10人くらいのピアニストに、合唱の練習ピアニストをしていただいた。
それぞれ個性的な人が多いと思う。
演奏する楽器によって、性格もあるらしい。
もう、20年以上前に「折鶴」という歌がはやったことがあった。
その時の歌手が、ピアニストの「千葉紘子」さん
というわけで、なんとなく身近に勝手に思っていたが、ピアニストとコンクールの関係は、とりわけ
興味深く、読んだ。
コンクールというのも、千差万別。
楽器によってもまた違う面があるのだろう。
合唱のコンクールに4、5回参加したことがある。
開催側によって、集った合唱団によって、様々な人間模様が繰り広げられる。
ちょっと、刺激があって、多少緊張して、上位入賞できれば、アマチュアとしては、良し、か。
ただ、合唱の場合、指揮者はプロのこともある。
合唱団への評価は、指揮者への評価ともなるので、その辺は、心しないといけないだろう。
ピアニストも孤独ではない。指導してくれた師事してくれた人物を背負っている。
勝負は、己だけではあるが、己だけに戻らない怖さのある分、真剣勝負が多いかも。
コンクールでお会いしましょう
―名演に飽きた時代の原点―
中村紘子
中公文庫