ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

ゆとり

2012-11-26 16:38:39 | 日記

地元の市民会館で、歌舞伎に親しむイベントがあった。

たまたま手にしたちらしに、歌舞伎についての、化粧と着付け体験と、歌舞伎の公演ができる

というのがあった。

曜日もちょうど、あいていたので、すぐに電話をかけた。

日にちが迫っていたが、席も確保。

振り込んでしばらくすると、チケットとチラシが郵送されてきた。

小学生も参加できるという、市民向けの課外授業を思わせる、気楽に参加できる、イベント。

昨年までは、経済的にも、ゆとりからは程遠く、職場と、趣味の範囲でしか、時間が取れなかった。

最近は、少しゆとりらしい余裕が取れるようになり、今年は、乗馬体験、今回の歌舞伎のセミナー、

来月には、隣の市での寄席のチケットを手に入れた。

オペラや歌舞伎の興行は1万円を超えるので、苦しい懐具合では手が出ない。

こうした市民向けのイベントとしての、興行であれば3,000円程度で楽しむことができる。

新橋演舞場の近くに毎日のように、訪れながら、外から、眺めるだけだった。

少し、近づけたことが、とにかく有難い。

坂を転げ落ちるかのような、生活がまた、いつ襲ってくるかもわからない。

今をまず楽しもう。

 

そういえば、最近読んだ本で江戸庶民は、「宵越しの金はもたない」とか、言われるのは、一説に、

江戸は火事が多く、財産を蓄えても、いつ、消失してしまうか、わからないということも一因だそうな。

ため込もうとする要因には、失うことへの恐怖があるとか。

わかる気がする。

さて、今年ももうすぐ、終わる。

来年は、どういう年になるのやら。