妖怪の話は、面白いと最近は思う。
子どもの頃は、怖いものが嫌いだった。
臆病で、夏の季節は、街角の映画のポスターを見ることさえできなかった。
夏の怪談を見ると、身体が「カァー」となって、困ったものだった。
怖い思いをすると、ぞうっとすると言われているようだが。
「墓場の鬼太郎」を初めて見たときはおどろおどろしさに、驚かされた。
それが、テレビになって、実写版でも放映されて、可愛らしい鬼太郎では、悪い妖怪との戦いで
鬼太郎を応援するほどになった。
子ども向けの鬼太郎になって、妖怪話も、怖いものから、娯楽の話となり、最近みた「ゲゲゲの女房」などで
すっかり、様変わりした妖怪の話に、妖怪の世界が怖いものから、興味深い話と変わった。
水木しげるの妖怪ぶりも、興味深く、読んだ。
生まれたときから「妖怪」だった
水木しげる
講談社α文庫