ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

2014-06-20 07:32:16 | 日記

日本文化にある「型」の文化。

型は、不可欠で、歴史のなかで育まれ、選ばれ、無駄をそぎおとされた、洗練されたもの。

208ページより引用

 

稽古とは一より習い十よりかえる元の其の一

 茶道の精神と手前作法を記した『百首歌』より

 

一から学んで十を知って終わるのは進歩がない。

再び一に戻ったときは、最初の一とはまったく意味が違ってくるのだから、そこからが勉強。

209ページ

 

物事には、たいてい型がある。

身についている型。身に着けていく型。

型は、その人の立居振舞、ものの言い方や素振り、などからオーラのように立ち上る。

道を究めた人、長年精進している人。地道な努力を重ねた人から、にじみ出てくる。

自然に身につく物があるけれど、本人のセンスによっても大きく変わる。

尺八の首振りは10年だったと聞いたことがある。

長い年月を重ねなければものにならないものもある。

何事にも、努力が必要。

 

茶の湯の不思議

小堀宗実

生活新書