朝日新聞  
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍晋三首相が7日、緊急事態を宣言しました。
対象は東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の各都府県。
19:00

「コロナとの戦い、敬意表したい」首相

 「新型コロナウイルスとの戦いで強い責任感を持ち、献身的な努力をしてくださっていることに、心からの敬意を表したい」。安倍晋三首相の記者会見が午後7時1分、首相官邸で始まった。首相は冒頭、マスクをとり、医療従事者に感謝の言葉をおくった。これから、緊急事態宣言緊急経済対策について説明する見通し。

 今回の会見は、新型コロナウイルス感染防止策として、記者の出席は1社1人に限定された。従来の記者会見室よりも広いホールに場所を移し、記者たちは席を空けて座っている。

17:45

首相が緊急事態宣言

 「緊急事態宣言を発出いたします」。午後5時43分、安倍晋三首相が政府対策本部で緊急事態を宣言した。首相は「実施すべき期間は本日、令和2(2020)年4月7日から5月6日までの1カ月間とし、実施すべき区域は埼玉県千葉県東京都神奈川県大阪府兵庫県および福岡県の7都府県とします」と慎重に読み上げ、「措置を実施する必要がなくなったと認められる時は、速やかに緊急事態を解除する」と説明した。

 また、首相は「都道府県からの外出自粛要請などへの全面的なご協力や、社会機能維持のための事業の継続など、国民のみなさまお一人お一人に十分なご協力をお願いする必要があります」と強調。「最も重要なことは何よりも国民の行動を変えること。私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割、削減することができれば、2週間後には感染者を減少に転じさせることができる」と呼びかけた。

17:20