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2月11日は「建国記念の日」です。 この日は「紀元節」とも呼ばれ、初代神武天皇が橿原の宮にて御即位された日本のはじまりの日です。 日本は紀元前660年に誕生したのです。
日本史年表として、古代(縄文~院政期まで)、中世(院政期~戦国時代まで)、
近世(戦国~幕末まで)、近代(明治~戦前まで)、現代(戦後~現在まで)です。
そして、ぼく自身は昭和に生まれ、しらけ世代と呼ばれています。
しらけ世代は、1950年〜1964年生まれで2023年現在59歳〜72歳の定年前後である世代です。 団塊世代に次ぐ世代であることから、ポスト団塊世代とも呼ばれています。しらけ世代が過ごした時代は、団塊世代で活発だった学生運動も沈静化を迎えた時期でした。
しらけ世代は「しらける」という動詞が由来となっており、政治について無関心で、しらけた態度をとる様を比喩したものです。また、しらけ世代は「無気力・無感動・無関心」の三無主義と呼ばれ、政治や経済など国に対する興味が薄く、社会環境よりプライベートを充実させることに夢中になる傾向があり、家庭にテレビが普及しはじめ、家でアニメやドラマを楽しむようになったのもしらけ世代の時期です。そのため、この世代が日本の代表的な文化である「オタク文化」の起源ともいえると。
何だか、当っているような気がします。人は、皆、その生きた時代の影響とともにあるのですね。ちなみに、1980年代後半から1990年中ごろの不景気な時代に生まれそだった・さとり世代。1990年代後半から2000年代序盤生まれのZ世代。2010年〜2024年ごろまでに生まれたα世代なんてなっているんですね。
α世代の親である30~40代は「ミレニアル世代・西暦2000年以降に成人を迎えた世代」にあたり、ミレニアル世代はインターネットの誕生や発展とともに成長してきた世代であることからITリテラシーが高く、スマホやPCといったデジタルデバイスやオンラインツールを使いこなすことができ、そのため、親子でデジタルネイティブであることは、この世代ならではの新しい特徴といえる。
また、α世代が初めてスマホやタブレットに触れた年齢は1~3歳程度であるとされ、物心が付く前からデジタルデバイスを使っていることもα世代の特徴で、そのため、α世代は大衆と同じであるということに安心感を覚えたり、ステータスを感じるといった考え方を持たず、それぞれにあった生き方を自らで選択することを好む世代になると予測できるでしょう。また、α世代は現金などの手で触れられる“モノ”と関わる機会が少ないことから、オンライン上やメタバース上(インターネット上の仮想空間)での価値をより重視するようになるでしょうと。
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ぼくと宗教の話から、α世代の仮想空間の話になってしまいましたが、α世代にとって宗教とはどのような関係になっていくのでしょうか。気になるところではありますが、あるがままの自然の大切さは、忘れないでいたいですね・・・・。この地球の青い空と青い海、緑の森と山々、大地を流れる透明な川、バーチャルではない人と人との関わり・・・・。
そのことに関して、次の言葉を思い出しました・・・・。
「人間は現実よりも映像のほうに興味を持つようになる
あなた自身の心を見つめてごらん!
あなたは本当の女よりもポルノ写真のほうに興味を持つ
写真は人間の心をすさまじい力でつかむ
それがゆえに、人間は虚構の中に生きているのだ
そして、<自己知>はフィクションの中では不可能だ
あなたは<映像>よりも
もっと<本物>のほうに興味を持たなくてはならない
<鏡>が壊されなくてはならない
あなたは<わが家>に帰って来なくてはならないのだ
さもなければ、あなたは
どんどんと自分自身から遠ざかるばかりだ」
その現実ということですが、世界のどこかで、きょうも殺人事件が起きたり、強盗致傷となったり、性的暴行があったり・・・・、自殺に追い込まれたり・・・・。
そんな、人間世界を思うと、どうしても、宗教と人間との関係は切っても切れない関係なのだと思うのです。ふと、モーセの「十戒」の、殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。という言葉が浮んできました。
また、この年になり、初めて知った「歎異抄」ですが、その中に、善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。しかるを世のひとつねにいはく、悪人をなを往生す、いかにいはんや、善人をやと。
これなんか、まさしく、親鸞の唱えた浄土念仏、宗教と人間との切っても切れない関係なのだと思うのです。
・『ぼくと宗教と・・・』いかがでしたか。あまりまとまりがない話になってしまいましたが・・・・。
この青い地球に暮らすしらけ世代のぼくではありますが、日々、一歩一歩、進んでいけたらなと思うのです・・・・。