今朝今年初めて山のドングリの花が咲き始めました。
あの温かいような生臭いような独特の臭いが南東の風
に乗って書斎へ入ってきました。外へ出て街中を歩い
てみると大げさに言えば町中があの臭いで満ちていま
した(写真左)。
秋に実がなったら小さい子どもにコマをつくってあげ
ようと思います。
右の写真はスカンポです。背丈がもうこんなに大きく
なりました。野生の草は生命力が強いですね。草刈り
をしても数日ですぐ50cm以上の背丈になります。
ドングリは縄文時代に本州の北部の寒冷化したため
に南下してきた縄文人は食料としていた動物が少なく
なるとドングリを食べ始めたといわれています。その遺
跡が現在の東京都新宿区にあります。縄文人は、それ
まで食料の保存用に使用していた厚い土器を炊事用
に改良してうすく作リ始めたようです。これは火熱が伝
わり易くなります。縄文人はドングリの渋抜き技術、加
熱による加工技術を学習したのですね。
スカンポは子どもの頃、よく咬んで酸っぱい汁を味わ
ったものです。今の子どもは(その親もですが)スカンポ
を口にすることはないでしょうね。私らの年代の人は想
い出の中で口を酸っぱくしているかもしれませんね。
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