アフガニスタンで砂漠を緑に変えた

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　医師の中村 哲さん銃撃から5年現地アフガニスタン追悼の催し

NHKBS NEWS国際報道現地時間《2024年12月5日 6時06分》

 

　2003年から2010年にかけて全長25キロメートルにおよぶマルワリード

（真珠）用水路を完成させ、周辺の砂漠の緑地化に成功。

多くの人々を飢餓から救った「砂漠を緑に変えた医師」として多数の賞を受け、

その功績は国内外を問わず語り継がれています。

 

アフガニスタンで長年、人道支援に携わってきた医師の中村哲さんが

銃撃されて亡くなってから5年となるのに合わせて

現地で追悼の催しが開かれ、

日本とアフガニスタンのNGOのスタッフらが中村さんを

しのぶとともに事業継続への決意を示しました。

福岡市のNGO「ペシャワール会」の現地代表を務めた医師の中村哲さん（当時73）

は5年前の2019年12月4日、東部ナンガルハル州で何者かに銃撃され死亡しました。

事件から5年となる4日、ナンガルハル州の州都ジャララバードにあるNGOの事務所では

追悼の催しが開かれ、現地スタッフを中心に、日本からもペシャワール会のメンバーが参加し、

合わせておよそ90人が集まりました。

会場には中村さんの写真が掲げられ、現地で長年活動を共にした

医師のジア・ウル・ラフマンさんが「アフガニスタン東部で人類のために

中村先生が行った貢献は、ナンガルハルの人々だけでなくアフガニスタン

全国民の心の中に永遠に残り続けます」と述べ、功績をたたえました。

また、ペシャワール会の村上優会長は「平和が戦争に勝る力があると証明するまで、

この事業は続きます。中村先生、見守ってください」と述べ、

事業継続への決意を示しました。

中村さんの死後も、その遺志を継いだ人々によるかんがい施設の整備は続いていて、

ペシャワール会の藤田千代子さんは「中村先生が夢みていた、

アフガニスタンの人たちが自力で畑を耕し、

自分たちで食べられるようになるということを目指して頑張っていきたい」と話していました。

 

 

 

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