koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

The Dark Side・・・

2012年10月02日 22時03分05秒 | 音楽

気分が乗らない晩は,多少(否,かなり)自虐的になって,こんなのを聴いたりします。

いや~堪りません。
ダークサイドに陥って久しい私にとって,この無機的な音の羅列のような曲は堪えられません・・・。
氷の惑星ホスでのATCTウォーカーの来襲シーンの秀逸さとか,アステロイドベルトの脱出シーンとか,終盤の父子による一騎打ちシーン,そして渦巻き状の星雲を背景にソロ船長無きのファルコン号が発進していく余韻に満ちたシーン等が鮮やかに思い出されます・・・。
このエピソードVは,旧三部作の中で最もマニアックな作りですし・・・。


しかも21世紀を迎えて10年以上が経つ今日,伝統のウィーンフィルによる「スターウォーズ」を聴くことができるなんて・・・。
新たにこの名門オケのシェフとなった久々の自国人であるハンス・ウェルザー=メストは長くクリーヴランドのオケを指揮していたからか,こうした現代アメリカの楽曲にも精通しているのでしょうか・・・。
90年だかにレナード・スラトキン指揮セントルイス交響楽団が,突如アンコールで演奏して度肝を抜かれたことがありましたが・・・。


ロケーションは,ウィーン郊外にあるハプスブルグ王家の夏の離宮であるシェーンブルン宮殿の一番奥の高台です。
夏のシェーンブルン宮では毎夜のようにコンサートが開かれ,たまたま私が1度だけ訪れた時は,レオポルド・ハーガーが指揮するコンツェルトハウスのオケ(多分実態はウィーン交響楽団)によるモーツァルトとシューベルトの交響曲を裏手で聴くことができましたし,翌晩はシュトラウスのオペレッタ「ウィーン気質」をビール(ゴールドファッスルなるウィーンの地ビール)を飲みながら聴きました。
で,この「スターウォーズ」が演奏されたのは,広大なフランス式離宮庭園の一番奥にあるグロリエッテ(対プロイセン戦の勝利と戦没者の慰霊の為に立てたギリシャ建築の記念碑)前になります。
実は,宮殿前からだとかなりの高低差が有り,未だ明るい午後8時過ぎに,私は息を切らして登りました。
ここからは広大な離宮全体が見渡せる他,ウィーン市内の中心(マルクトプラット)にある聖シュテファン寺院大聖堂の屋根も望むことができました・・・。


・・・ということで,暗黒面だけではなく,せっかくなのでメインタイトルも貼っておきます。

ウィンナホルンが唸りを上げ,壮麗なブラスセクションが鳴りに鳴っています・・・(しかもヴァイオリンが伝統的な両翼配置じゃないか・・・)。
こちらは,以前シンシナティポップスの来日公演を生で聴き,その鳴りっぷりと爆発的なエネルギーに魂消たことがありますが,さすがウィーンフィルです・・・。
多少の疵は有りますが,ライブならではの高揚感はさすがです・・・。


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