城山(じょうやま)(462m)、女夫山(めおとやま)(340m)、天神山(340m)の三山縦走
~動物の可愛い木彫に出会えるメルヘンチックな山行(岐阜県関市上之保)~
山行年月日:2023年6月10日(土)、曇り
参加者:G.G.他7人
アクセス:各務原8:00→9:00関市上之保先谷登山口駐車場
沿面距離≒6.3 km/所要時間≒4:20 hr.(昼食、休憩を含む)/累積標高≒±610m
コースタイム:駐車場9:11→9:40松本峠→10:19城山10:42→松本峠→11:46女夫山、昼食12:22→
12:31天神山12:48→松本峠→13:31駐車場
GPSトラック図:
最初に松本峠から城山をピストンし、松本峠に戻り天神山をピストンし下山した。
登山道は良く整備され、地面はフカフカして足に優しい。危険個所は皆無で、
斜度は城山最後の登りが急登である以外は緩斜面で初心者でも問題ない。
(1目盛り:250m)
トラックの標高図:
下図から分かるように城山山頂付近の斜度は大きく、少し緊張するが、他部分は緩斜面で楽に歩ける。
山行レポート:
■消防車庫脇の広場が駐車場になっている。当日は先客はなし。
■駐車場から林道を少し登ると立派な看板がある登山口に着く。登山口から20分位で十字路になっている松本峠に着く。
路傍には元禄二年七月と記された石仏が安置されていた。
300年以上の長い年月、人々の往来を見守って下さっと思うと感慨深い。
■林間の道を行く。途中展望台があったが、生憎と曇天で遠方が望めず平凡な風景であった。
山頂に着くと愛らしい熊さんのチェーンソーの木彫がお出迎えである。
(注記)木彫の作者は関市在住のチェーンソー彫刻家の丹羽哲士
(にわ さとし、1993年生まれ)氏で、「日本チェンソーアート競技大会in東栄」で
二度、日本一に輝いたそうです。
■城山での展望:
将に360°視界を遮るものはない大展望である。生憎と当日は曇天で遠望が利かず、
見える筈の御嶽山等の名だたる高山が見えず、同じような高度の低山の山並みが続き
メリハリがないのが残念でした。
西方だけは割と山岳らしい風景がみられ、案内板によれば高賀山方向でした。
下図はカシミール3Dによる展開図で、実景と比較するのも一興です。
■次の山頂は女夫山で、ここではカエルの木彫がお出迎えである。展望はないがここで昼食にする。
■最後の頂きは天神山である。ここではウサギの木彫がお出迎えである。
山では珍しく可愛らしい木彫であるので記念にツーショットを撮る。
■津保川を挟んだ南東方向の山並みが至近距離にあり迫力がある。左奥の山は岳山(599m)です。
■楽しかった3動物との出会いを思い出に、天神山を後にし松本峠で一息いれ下山する。
帰路、道の駅「平成」に立ち寄る。平成から令和に代っても、コロナ禍以前同様に賑わっていた。
雑 感:
▼城山、女夫山、天神山、夫々個性があり、然も可愛いチェーンソー木彫も出迎えてくれる
登山らしくないメルヘンチックな楽しい山行で長く記憶に残ることでしょう。
▼近くには「ほほえみの湯」があり、登山と温泉の両方を楽しむのがお勧めと思います。
▼城山は360°の大展望であるので、空気が透明な時期に再訪したいものです。
山頂で可愛いとか、ユーモアが有るとか、見かけた木彫像が面白いと思った三山でした。
木彫りの物の設置もさることながら、山頂辺りの太い木が切り倒されていました。
この取組。そんなに古い事ではないでしよう。
山を整備した上之保地域の取組みが良いと思いました。
峠の地蔵様。
馬に炭俵を載せて馬が往来した。
そんな場面を想像したのです。
村人を見守ってくれた地蔵様が叩き割られている。
残念に思えます。