芥見権現山(317m)―見晴岩ルート
―里山なれどタフな山―
2014年2月17日(月)、薄曇り、無風で穏やか
参加者: G.G.他2名
歩行距離: 約 9.5km(ルートミス:約2kmを含む)
行動時間: 5:45(休憩、昼食を含む)
アクセス: 各務原(自宅)9:00→9:20大洞光輪公園墓地駐車場
コースタイム:
駐車場 9:30→10:30 見晴岩 10:50→11:10権現山、昼食11:45→12:10北山尾根→12:50クリーンセンター→13:00リフレ芥見→13:35芳野神社(長山城跡)13:40→13:45槍岩→14:25一服岩→14:55荒神様石碑→15:15駐車場
コース:実際に歩いた周回コースのGPSトラック(赤:登り、青:下り、紫:フラット、X印:ルートミス箇所)を下に示す。
山行記事:
■林道に入り、最初の分岐点を左に、次の分岐も左に進むべきところを、うっかりして右に進んだが、すぐ気が付き150m程戻る(1回目のルートミス)。後はコンクリートで護岸された川の左岸を進んで行くと、2段の堰堤があり、ここでコンクリートの護岸は終り、上流は自然の沢になる。沢の右岸に小さな赤テープが1本ぶら下がっており、ここが見晴岩への取り付き点である。若し、赤テープがなければ踏み跡が定かでなく、ルートを見付けるのは難しかろう。
■初めから、かなり急な悪路である。やがて岩壁が現れる。斜度が大で、その上、岩が脆いので、3点ホールドで慎重に登る。最後はロープに助けられて漸く見晴岩の頂きに着く。
本日のバリエーションコースを無事に登頂できヤレヤレである。後は迷う所もなく淡々と歩けばよいと思ったのは油断大敵で、この後2回もルートミスを犯した。
■見晴岩と名付けられただけあって、展望は良好である。西方、目の前には谷を隔てて岩峰が聳えている。急峻で直登は不可能に見える。
■足元にクチナシが3株あり、色鮮やかな実をたわわに付けていた。我が家の前の歩道脇にもクチナシの木の花壇があるが、白い花が咲くだけで実は付けず、このように色鮮やかな実を見るのは始めてであり、正月の栗きんとんの着色に使われるのを納得する。
■展望とクチナシを楽しんだので権現山に向かう。因みに、桐谷坂からの道との出会いに「桐谷坂方面?」と書かれた小さな白い看板が建てられていた。多くの人がルートミスを犯すので立てたものと思う。昨年の6月の山行時には看板がなく、誤って見晴岩の上に立って引き返した事を思い出した。
■権現山で早めの昼食とする。昼食はストーブで煮込んだ熱々のカップラーメンであるが、冬の山行には欠かせない、ぴったりの食事であり舌鼓をうつ。記念写真を撮り下山にかかる。
■芥見権現山を一旦、老洞峠に下り、今度は各務原権現山の尾根に登る。500m位、小春日和の尾根道をのんびりと歩き鉄塔から送電線巡視路を辿り、クリーンセンター脇に降り立つ。センターの駐車場で芥見権現山南面の2本の岩場を暫し眺める。
■リフレ芥見の前から芥見権現山の尾根続きにある芳野神社(長山城跡)を目指して、良く整備された尾根道を登る。途中にビューポイントがあり、南西方面の眺望が良好であった。左に三峰山、中央が金華山、右が木陰になっているが百百ヶ峰等がクッキリと同定できた。
■下山は芳野神社から少し戻り、往路を左に分け槍岩と一服岩の見物に向かう。5分程、降りた所に槍岩と記された小さな看板があり、左折すると直ぐに槍岩に着く。高さは4m位であろうか。鋭いピークで高齢者には登れそうもない。
■元の道に戻り一服岩に向かう。ここで右折し東へ向かう予定であったが、一服岩を見落とし200m位、直進・降下してしまい登り返す(2回目のルートミスト)。やがて大きな岩塊を見付ける。先ほどは3人共に、下ばかり見ていためか気付かなかったが、見落とすにしては余りにも巨大な岩塊で狐に抓まれたようである。名前は一服岩で親近感を感じるが、実物はグロテスクな恰好である。裏側から見るとゴジラのようである。
■一服岩からの道は道幅が狭く、路肩が崩落している箇所もあり油断できない。途中、東進すべき所を誤って左折したが踏み跡が消え、元に戻り東進する(3回目のルートミス)。
石神様の碑の所まで降りると林道に出合い、後は何事もなく駐車場に戻ることが出来た。
所 感:
■当山は標識が皆無でルートファインディング能力が要求されるので、山行トレーニングに適していると思う。
■標識がないとは言え、今回は3回ものルートミスを犯したので大いに反省している。見晴岩までのコースはバリエーションコースであり十分に調査をしてきたので最初のウッカリミスを別にすれば問題はなかったが、問題は分岐点の一服岩を見落とし、更に200mも行き過ぎた事である。この箇所はバリエーションコースではないので現在位置の確認を疎かにした事によるミスである。
■芥見権現山は里山であるが、見どころが多く、又、バリエーションコースは難易度が高く、低山であるにも関わらず、山行後の充実感、達成感は大きい。
(以上)
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