4月23日(土)、薄曇り、穏やか
参加者:G.G.他12名
歩行距離:約14 km 、所要時間:約6:30(登り2:10、昼食:0:30、休憩、見学を含む)
GPSトラック:
姫栗ふれあい広場(P)→記録小屋→林道出会い→笠置山、昼食→ヒカリ苔見学→大展望台→物見岩→
管理棟→ハングライダー離陸場→林道出合→記録小屋→P
GPS標高図:
往路だけの標高図である。標高図から平均斜度は10°位で、負荷の少ないハイキングコースと言える。
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山行リポート:
■「姫栗ふれあい広場」から直ぐに登山道に入る。休憩・記録小屋までの道は、杉林の中のなだらか勾配で、
落ち葉が足に優しく歩きやすい。
■林道との交差点にあるトイレもある休憩・記録小屋で一息入れる。
■登山道に進むと、いきなり巨大であるが、愛嬌のある巨岩が出迎えてくれてビックリする。
■階段道が延々と続くが、良く整備され、段差も程々で歩き易いのは助かる。
■2回目の林道出会いを過ぎ進み9合目に「おみたらし」(「みたらし」でない)と看板がある湧水点に来る。
茶碗が置いてあり飲んでみると仲々の甘露である。
■頂上は広場になっていた。2等三角点があり挨拶する。あたりの景観と不釣り合いな巨大な「鞘」に覆われた
笠置神社の奥社が鎮座している。ここで昼食にする。
■食後に神社の右手を少し下ると巨岩群があり、岩の隙間に「ヒカリ苔」を見ることが出来た。
よく見ると苔が蛍光を発しているのが分かるが、小さく、光も微弱で期待ほどでない。
百畳岩と名付けられて巨岩の前で記念写真を撮る。
■一度、神社に戻り、今度は左側を下り大展望台へ向かう。途中、岸壁に木の根っこが絡みついて生育している風景に遭遇する。凄まじいばかりの生命力は感動ものである。
■大展望台に登る。東北方向に大展望が広がっている。山並みが遠方であり、然も生憎の曇天か、はたまた春霞のせいか、迫力ある眺望は得られなかった。写真では写っていないが、肉眼では微かに残雪の御嶽山も見えていた。
■下のカシミール3Dでの展望図と比較すると小秀山、御嶽山、井出ノ小路山、二ツ森山、奥三界岳などが同定できよう。
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■展望台からの帰路、「盃状穴列ペトログラフ」の表示板があったので立ち寄ってみた。
岩肌にある直径が10cm位の穴がそれらしいが訴求力に欠ける。
(注記)ペトログラフ(ペトログリフとも言う)とは岩に刻まれた古代の文字や絵をいう。
笠置山にはここだけでなく他にも多くのペトログラフがあるそうである。
■下りは林道を巡り、「物見岩」で恵那山を眺め、「ハングライダー離陸場」では恵那峡方面を眼下に眺め、「大岩展望台」はパスして、林道出合まで戻る。林道出会いの直前に久し振りにニホンカモシカと出会い、お互いに暫く睨めっこをする。
■林道出会いからは登山道に入り、休憩・記録小屋で一息入れ、後はひたすら階段道を下り、無事、駐車場まで戻る。
雑感:
1.登山道は斜度が10°位と緩やかで、落ち葉が足に優しく、階段は段差が程々で、危険箇所もなく、
とても歩き易い。
2.山頂には累々とした巨岩、「ヒカリ苔」「ペトログラフ」などの見所があり、楽しいハイキングコースと言えるが、登山コースとしてベテランハイカーには稍々、物足りない感がある。
3.大展望台からは雄大な御嶽、その前衛の山々が望めるが、残念ながら、遠距離のため迫力不足の感は否めない。
展望台からの眺めもすばらいかった。
あらためて、登頂しているようです。