G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

摺古木山(2168.5 m) ~終日、笹の中を歩むのも乙なもの~

2018-11-09 | 山行

山行年月日:2018年10月21日(日)、静穏、晴れ(但し、山頂は薄曇り)
参加者:G.G.他7名
アクセス:各務原6:30→(一般道、高速)→9:50摺古木山登山口P/走行距離≒140 km(片道)
沿面距離≒6.8 km/所要時間≒4:40(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒615 m
コースタイム:P 10:0812:04山頂、昼食12:43→13:02摺古木山自然園13:10→14:45 P

GPSトラック図:
登山道は終始、身の丈もある笹の中である。途中、ザレ場と梯子が掛かった所が1ヶ所づつあるが特段の危険はない。
                   (1目盛り:500m)
GPSトラックの標高図:
標高差は400m位で、全体的に喘ぐような急傾斜はない楽ちんコースである。

山行リポート:
出だしは雰囲気のあるカラマツ林の中で身の丈ほどもある笹の中を泳ぐようにして進むことになる。朝露などで濡れていれば全身ビショ濡れになるところであるが、今回は乾燥していて助かった。

 ■途中、1ヶ所梯子の掛かった所がある。特段、危険はない。
因みに、下山時にメンバーの一人が足を滑らせて、2m位転落した。落ち所と落ちる体勢が良く、かすり傷も負わず、事なきを得たのは大いなる幸運であった。

 途中、大岩がありその上は西方が開け、近くの山並みが好展望できた。

 頂上に着いた時は、上空は青空が覗いていたものの、薄雲がたなびき直ぐ近くの山並みも望めなかった。本来なら、安平路山から木曽駒ケ岳へと続く雄大な山並みを期待していのに残念至極である。
 記念撮影は何時もの顔ぶれで恐縮です。

 ■山頂には古風な書体で時代を感じさせる一等三角点が設置されていた。マッタリと昼食を摂っていると、埼玉県入間市の男性が安平路山からピストンで戻ってきた。安平路山は噂では酷いヤブで大変だったか聞くと意外やヤブが刈られていたそうである。安平路山は200名山の一峰であり大いに食指が動くが長丁場であり、行くにはそれなりの覚悟を要する。
 因みに、この人は、昨日は奥三界岳、今日は安平路山、明日は甲斐駒ケ岳付近の山に登ると話してくれた。将に田中 陽希そこのけのタフガイであり、とても真似はできそうもない。

40分程過ごし、摺古木自然園に向かう。生憎の曇天で近くの山並みも見えず適当な被写体も無いので、筆者の記念写真を載せる。因みに、標高は2,168mで摺古木山より50cm低い。

 ■下山も深い笹の中を粛々と下る。単独行だったら心細いが大勢なので、ゆったりして自然と同化でき心地よい。

 登山口近くになると、未だ、2時半であるのに暮色蒼然で、山肌の陰影が印象的であった。

 雑 感:
登山口まで約3時間半のアクセスは大変に長いので、折角なら、天気が良く、眺望が得られるタイミングを見計らって出掛けるのが賢明である。
■車止め以前に数台、登山口には6台も駐車していて、マイナーな山かと思っていたが意外や人気の山であった。又、かなりの人が安平路山へ向かっていたようである。
■車止めから先は悪路で4輪駆動車以外は進入しないほうが賢明でなかろうか。
下山時、メンバーの一人が梯子の所で転落したが、擦り傷ひとつ負わず、事なきを得たのは奇跡的な幸運であった。お互い、下山時は細心の注意が必要であるのを再確認しなければなるまい。
■山頂で出会ったタフガイは66歳と若く(筆者と比べて)、見るからに頑丈な身体で、筆者とは比較にならないが、大いに刺激を受けたのは事実である。
筆者も新たな山にチャレンジして、それなりに頑張りたいものである。


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