トイレの花子さん 2

2019-12-04 07:05:23 | 日記
前のブログで紹介した例の“謎探検隊”は、もうすでにが結成されていて、ソコは俄然張り切るところですが、いかんせんトイレの花子さんは、恥ずかしがりやなのか、人が多いとダメな様で、一人のところにしか現れません、たから噂そのものも微妙なものばかりでした。

ある日のこと。
放課後、私がトイレに行くために、渡り廊下を歩いていると、私のすぐ後ろから足音が…。

今思うと、子供の足音にしてはゆっくりとした歩みだったと思います。

『ぱたぱたぱたぱた…』
『ぱたっ、ぱたっ、ぱたっ…』

それでも、何ら気にする事もなくトイレに急いでいたのですが、その時、後ろの足音が突然パタッと消えたんです。

『ん?』

振り返ると、誰もいない。

7~8メールくらいはある渡り廊下で、途中でどこか別の場所へ行けるルートはある訳ではあません。

ましてや見通しのいい廊下ですから、足音が止めば、“その場”に人がいないとおかしいんです。

例えば『足音の主』が渡り廊下を戻った…と言う事も考えられますが、…そうなると、足音は、遠ざからないといけない訳で…。

私は、それから時々、トイレに行く途中で、そんな体験をすることになりました。

つづく。。。


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