11月13日にガジ丸通信記事『旅の終わり』をアップしてから、今日11月30日までブログのアップを休んでいた。アップを休んだのではなくブログの記事そのものを書くことを怠けていた。いや、怠けたというより、それに費やす時間がなかった。
ブログ記事は書いていないが、私のノートやパソコンにはこの間の出来事もいろいろメモはしている。そのメモを読むと、なるほど、ブログ記事に費やす時間がなかったというのも納得できる。のんびり記事書きするのを阻む面倒なことがいろいろあった。
先ずは体調、舌癌克服のための試練なのかもしれないが、体の不具合は、
1、まだ完全には治っていない舌の癌の患部に傷がまだ残っており、これが激しく痛い。
2、体のむくみ、これも一時期に比べれば良くなっていているがまだ完調ではない。
3、激しい睡魔、四六時中睡魔が襲って来る。ある薬の副作用らしい。
4、便秘、入院してから「3~4日出ない」はよくあり、1週間でないこともあった。便秘の苦しさを初めて知った。治すための苦労もその痛さも初めて知った。あまりの痛さに「もういい、これ以上生きなくてもいい、殺してくれ!」と叫びたくなるほどだった。ここ最近は、1週間出ないということはもう無いが、2日出ないことはよくある。
既に克服した試練についても書いておくと、
5、指先の切り傷、左右の数本の指先に切り傷がいくつもできた。難渋した。
6、痰や粘性の強い唾液が喉近くに溜まって、呼吸難になることもたまにあったが、痰や唾液の量は相変わらずだが、そこまで溜まることは今は無い。
7、むくみが足を覆っていた頃、足首に水が溜まり、足首が自由に動かせず、立った時歩く時などに足首が激しく痛んだ。歩行器を使わないと歩けなかったが、今は大丈夫。
などといった私の淡々とした闘病生活は現在どのような状況にあるかというと、
今週月曜日(11月25日)から放射線治療を再開した。月から金まで5回、来週も同じく5回、の計10回の予定で、主治医の見立てによると、それで癌は治り、治療は終了するだろうとのこと。放射線治療再開のわけは、
舌癌がまだ少し残っている。放射線の効果は半年ほどらしい。前回最後の放射線は10月4日、なので、来年春まで待てば、残っている癌細胞も勝手に消えるかもしれない。であるが、今、追加の放射線治療を施せば、治る可能性は格段に高くなるとのこと。
放射線の副作用に苦しんだ日々が再来するのかと考えると少々憂鬱だが、前回と今回では条件が違う。私の体が違う。水と点滴で生き長らえ体重も45キロしかなかった前回、ほぼ骨と皮だけの体になってしまっていた前回と比べ、体重も55キロまで戻って体力はついている。多少の副作用には勝てるんじゃないかと密かに期待している。
ということで、治療を受けることにした。順調に行けば、12月10日から15日までの辺りには退院できるであろうと、主治医の予想であった。
しかし今、体調はあまり良くない。とにかく、舌が痛い。舌の、癌だった個所と正常な個所の境目に深い傷があって、そこの痛みが激しい。「もういいよ、殺してくれ!」と叫びたくなるような痛さだ。それは放射線の副作用ではなく、粘っている癌細胞の最後のあがきではないかと想像される。何はともあれ、取り敢えず回復に向かってはいる。
記:2019.11.30 島乃ガジ丸