入院生活 三日目 朝

昨日より更に慣れた感じ。空気感に。


空気は乾燥している。


しかし、どうもこの病院の人達とは馴染めないと思っていたのは時間の問題か。


自分は病気が軽いのかそれも筋注のおかげなのか、果たして。



携帯が使えない、そんな時間があってもいいのかも。




黒縁の眼鏡をかけた、明るい中年の男性がいる。

子どもさんが4人いるらしい。

大阪から来たそうだ。




頭の形が綺麗で黒髪をなびかせる綺麗な女性がいる。

子どもさんが3人いるらしい。

手や腕を観ると、無数の傷の痕が。



みんな辛い思いをしてきたんだろ。



人の葛藤や悩みって、やっぱり一番理解出来るのは自分自身。他人の価値観からみたら、小さく感じることかもしれないけど、自分にしたら、まるで大宇宙のように大きいのかもしれない。



そんなん気にせんとき、思う必要ないで、って自分の為を思って言ってくれる人がいるけど、正直あれ程無知な言葉は無いと思ってる。



最初から考えなかったり思うことができていなければ誰だって苦労なんかしていない。


考えるから、思ってしまうから、苦しいんだよ。



そういうときは、わかる、わかる、辛かったねってまず、共感して欲しい。その後に、でもね、考える必要はないんだよって、それが一番楽。




一昨日、母親が面会に来てくれて、顔を見た時泣きそうになった。



父親が精神科に入院していた時のことを思いだし、

ああこんなにも辛い所に居たんだな

と、心が抉られ涙が溢れた。




生活環境、家庭環境、健康面、人間関係、色んな悩みがあるけどみんな闘っているんだな。




改めて思った。


やはり自分は、今自分を愛してくれる人達を精一杯大切にらしたい。その中でもやっぱり一番は親友が思い浮かぶ。



早く、退院して集まりたいものだ。





最終フォーカス、


自分の家庭を築くまで



道のりは、長い。






する事がなく、ボールペンとノート📔🖊を。






家から持って来ていた、興味があった一冊。